さむ～い さむ～い一日

予報通りに寒く　今夜から明日にかけては更に冷えるという

太平洋側はまだ良いとして　日本海側などの降雪地帯は　慣れているとはいえ本当に大変だろうと思う

こんな寒い日は寝るのが一番と　今日は午後からよく寝てしまった

暖かい布団の中で寝ている時の　この快感と安心感といったらもう・・・お母さんのおなかの中に居た時って　こんな感じだったのかなぁって思う

ぬくぬくとした場所から出て冒険の旅をするか　それとも　この夢見心地のまま無になるか　と問われていたら　この私のことだから　寒いの嫌いだし　外に出ても面倒なことが多そうだし　何も知らないうちに消えることにします　って答えたかなと思う

でもそんな質問は無くて　両親が　男の子かもしれないってそれは無責任に楽しみにしたものだから　すっかりそれを真に受けて　ちょっと浮かれ気分で生まれてきちゃった


四苦八苦は　生まれてきたからには決して逃れることのできないものである

苦しみを避けて通る方法はただ一つ　生まれてこないことだけ

ただ　それでは世界が存在しないし　物語も生まれない

音も光も風も言葉も　何も無い


生まれなくても良かったのに生まれてしまって　それで　しょうがないなあ　もう　という気持ちで　それでもまずまずここまで生きてきた

生まれてきて万々歳と思うほどの人生では無いけれど　生きてるっていいなと思ったことは何度も何度もある

母のお腹を捨て　へその緒を切ったその時　永遠のぬくぬくを失った代わりに　この布団の中の快感を味わうことの喜びを得ることができたのだし

な～んてことを　目を開けてはまたいつの間にか寝てしまうという繰り返しの中　ぼんやり思ったりした　さむ～い　さむ～い一日でした