どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

祖母の遺言

2015年10月06日 | 日記
夜明けも遅くなり 日が落ちるのも早くなってきた

寒いという感覚を思い出し始め 毛布から薄い羽毛布団へと変える


昨日 ついに刀発見

それから 両親の結婚式の写真も出てきた

母方の祖母が書いた遺言も それを写真にしたのだろうか 前に見たことがあったはずなのにすっかり忘れていたけれども それに出会って胸にこみ上げるものがあった


祖母は 姉たちが高等女学校に行く中 母親が亡くなったことで 彼女だけ小学校しか出ていなかったときいている

血のつながりがまったくない次男の家で老後を送った祖母は 時折子供たちの家を訪問しては数日泊まるという気儘で穏やかな生活をしていた

ある事情から自分からその家に行って祖母に会うということができなかったから 祖母が遊びに来てくれた時は大喜びで 友達との遊びは一切断るほどだった

祖母が寝付いてからたったひとつ 母にわがままを言ったそうだ

またあなたの家に行って 孫たちが入れてくれるお茶を飲みたいと 

自身の娘の家で孫は女の子ということもあり 父の事も両親の結婚前からよく知っていることもあって 我が家にはまた格別な思いがあったのだろうと思う


祖母の長寿の祝いの写真もあった

素敵な笑顔で微笑む祖母の顔は それなりの苦労もあったのだろうが 自分を抑え だれにでも平等に尽くし 労を惜しまない人生の果てに得た穏やかな時間に素直に感謝していることを感じさせた 


やっかいな年よりを長い間なに不足なくめんどうをみていただいて 有りがたく思って床について居りましたが やっとお別れの時が来ました

有難う御座いました あつくお礼申し上げます

私のたのみです

今後今まで通り兄弟仲良く仕事にはげんで下さい

次に孫たち 元気でのびのび良い子になるようにお祈り致して居ります

では サヨウナラ

○○子様(次男のお嫁さん)には とくべつあつくお世話に相成りまして 有難うございます


寝ていた布団の下から見つかったと記憶している
コメント (2)
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