春のそよ風夏の雨

嬉しいひととき。好きなこといろいろ書いています。

トーン・テレヘン「ハリネズミの願い」

2016年11月07日 | 和書
ハリネズミの願い
トーン・テレヘン
新潮社


期待して読んだのですが、うーん。微妙かなぁ。
「Letters to Anyone and Everyone」のほどよいヌケ感みたいなのが好きで、
そういうのを期待していたかなぁ。

この本を読んで、シチュエーションを考えると、ひきこもりの人が、
外に出たくて、でも、怖くて・・・という感じかなぁ。
それには長編にする必要があったのかもしれないけれど、
正直、じれったくなってしまいました。
中編くらいでよかったのではないかなと。

でも、中編なら共感が足りない人もいるのでしょう。
それから、期待していたものとは違うヌケ感はあるのです。

でも、私の共感ポイントは1/3くらいだし、
ハリネズミだけだと、ちょっとしんどいかな。
ハリネズミ、他の動物、ハリネズミ、他の動物・・・という感じで、
全部がひとつの作品、みたいな作品が良かったなぁ。

もうちょっとで、好きなのにと思ってしまう本だったので、
なんだか悔しさが残って、こうだったらと思ってしまいます。
でも、作者にとってのベストが、作品に取ってのベストかな。

原書はこちら。表紙がお話にあっていますね。
Het verlangen van de egel
Toon Tellegen
Singel Uitgeverijen
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