『On the Way to a Smile』ティファ編考察その2、今回は『家族』についてです。
ED後、エアリスへの報告を終え、パーティーメンバー達は再会を約束し合い、旅を終えました。
そうしてクラウド・ティファ・バレットの3人は、それぞれの故郷に赴き、そこに自分達の居場所は最早無い事を悟り、カームにいたエルミナからマリンを引き取ってからミッドガルへと戻り、新たな道を模索し始めたのでした。
そうしてセブンスヘブンの再建、バレットの旅立ち……、バレットは旅立つ前日に、マリンに何事かを言い聞かせていたようでしたが、多分それは、
『自分やクラウドやティファは、この世界に大きな借りを作った、だからその為に、自分は戦わなければならないのだ』という事と、
『これからは、クラウドとティファも、自分と同じマリンの親となる』事と、
『側にいられない自分の代わりに、クラウドとティファを支えてあげて欲しい』という事を言い聞かせたのではないのだろうか、と思いました。
バレットは、『家族』としての役割を、幼いマリンにも与えて旅立った、自分はそう感じました(クラウドとティファを支えて欲しい、という部分で)。
バレットはクラウドやティファだけでなく、マリンに対しても対等に接していて、肝心な部分では決して甘やかしてはいないのだろうと思いました。見事だなーと。
ここで、バレットにとってのクラウドとティファって、『部下』『仲間』『家族』なだけでなく、『保護者』『父親』でもあるんだなあ……と感じた次第です。
実際バレットとマリンがいなかったら、クラウドとティファ、一緒に暮らすなんて事は恐らくなかったのではないのだろうかと思いました、バレットから見ても、クラウドとティファはまだ大人になりきっていなくて(故に『罪』との向き合い方が判らず、フラフラしてしまうような感じで)、例え一緒にいる事を選んでも二人はきっと、抱えた罪の重さが、二人の関係を破たんさせていたかもしれない……そんな風にも感じます。
『恋人』のように、お互いを想い合うが故に、本当の事が言えなくて、ぶつかり合えない関係から始まるのと、『家族』という本音をぶつけ合いながら、相手との関係を構築していく関係から始まるのとでは、やはり違ってくるのだろうと。
(クラウドとティファに一番必要な部分って、やはりここなんだろうなあ……と思いました、二人共片親の家庭で(しかも同性の親がいない)、異性の親相手では、親を想うが故に、本音も言えない関係のまま、成長したのでは……?という風な想像が出来てしまう……、ティファはエアリスが初めての『女友達』だったのかなー?とか、こういった20歳過ぎても未成熟な部分を抱えたキャラって、なかなかいないんじゃ……、7が幅広く受け入れられたのは、この辺も理由な気もします)
↓は、深いツッコミ(カプ絡み)なので反転。
更に深く突っ込むと、バレットってクラウドとティファがくっつくのををお膳立てしてあげてるんじゃないんだろうか……とも感じる自分です。
マリンという『かすがい』が、クラウドとティファの関係の結び付けに役立っている事が、なんとなく感じるので……。更にデンゼルという家族が増えたのも、クラウドは『エアリスが自分の所に連れてきたんだ』と言ってる所から、エアリスもライフストリームの中から、ザックスと一緒に二人の関係を応援しているのかも……(爆)と、勝手に妄想する自分でした。
最後に、最初自分は、ネットでティファ編の感想を見た時、カップル論が結構出て来たので、読むのが不安になったのですが、実際はそんな事はありませんでした(作者の野島氏も、カップルを意識して書いてはいないと思います)。
『クラティ話じゃないか!』みたいな意見もあったのですが、自分は考察1でも書いたように、却って『クラティが成立しないんじゃ?』とむしろ不安になりました。
この作品は、カップル云々話ではなく、あくまでティファから見た『家族』のお話として読むのが、一番良いと思いました。
ED後、エアリスへの報告を終え、パーティーメンバー達は再会を約束し合い、旅を終えました。
そうしてクラウド・ティファ・バレットの3人は、それぞれの故郷に赴き、そこに自分達の居場所は最早無い事を悟り、カームにいたエルミナからマリンを引き取ってからミッドガルへと戻り、新たな道を模索し始めたのでした。
そうしてセブンスヘブンの再建、バレットの旅立ち……、バレットは旅立つ前日に、マリンに何事かを言い聞かせていたようでしたが、多分それは、
『自分やクラウドやティファは、この世界に大きな借りを作った、だからその為に、自分は戦わなければならないのだ』という事と、
『これからは、クラウドとティファも、自分と同じマリンの親となる』事と、
『側にいられない自分の代わりに、クラウドとティファを支えてあげて欲しい』という事を言い聞かせたのではないのだろうか、と思いました。
バレットは、『家族』としての役割を、幼いマリンにも与えて旅立った、自分はそう感じました(クラウドとティファを支えて欲しい、という部分で)。
バレットはクラウドやティファだけでなく、マリンに対しても対等に接していて、肝心な部分では決して甘やかしてはいないのだろうと思いました。見事だなーと。
ここで、バレットにとってのクラウドとティファって、『部下』『仲間』『家族』なだけでなく、『保護者』『父親』でもあるんだなあ……と感じた次第です。
実際バレットとマリンがいなかったら、クラウドとティファ、一緒に暮らすなんて事は恐らくなかったのではないのだろうかと思いました、バレットから見ても、クラウドとティファはまだ大人になりきっていなくて(故に『罪』との向き合い方が判らず、フラフラしてしまうような感じで)、例え一緒にいる事を選んでも二人はきっと、抱えた罪の重さが、二人の関係を破たんさせていたかもしれない……そんな風にも感じます。
『恋人』のように、お互いを想い合うが故に、本当の事が言えなくて、ぶつかり合えない関係から始まるのと、『家族』という本音をぶつけ合いながら、相手との関係を構築していく関係から始まるのとでは、やはり違ってくるのだろうと。
(クラウドとティファに一番必要な部分って、やはりここなんだろうなあ……と思いました、二人共片親の家庭で(しかも同性の親がいない)、異性の親相手では、親を想うが故に、本音も言えない関係のまま、成長したのでは……?という風な想像が出来てしまう……、ティファはエアリスが初めての『女友達』だったのかなー?とか、こういった20歳過ぎても未成熟な部分を抱えたキャラって、なかなかいないんじゃ……、7が幅広く受け入れられたのは、この辺も理由な気もします)
↓は、深いツッコミ(カプ絡み)なので反転。
更に深く突っ込むと、バレットってクラウドとティファがくっつくのををお膳立てしてあげてるんじゃないんだろうか……とも感じる自分です。
マリンという『かすがい』が、クラウドとティファの関係の結び付けに役立っている事が、なんとなく感じるので……。更にデンゼルという家族が増えたのも、クラウドは『エアリスが自分の所に連れてきたんだ』と言ってる所から、エアリスもライフストリームの中から、ザックスと一緒に二人の関係を応援しているのかも……(爆)と、勝手に妄想する自分でした。
最後に、最初自分は、ネットでティファ編の感想を見た時、カップル論が結構出て来たので、読むのが不安になったのですが、実際はそんな事はありませんでした(作者の野島氏も、カップルを意識して書いてはいないと思います)。
『クラティ話じゃないか!』みたいな意見もあったのですが、自分は考察1でも書いたように、却って『クラティが成立しないんじゃ?』とむしろ不安になりました。
この作品は、カップル云々話ではなく、あくまでティファから見た『家族』のお話として読むのが、一番良いと思いました。
最初、トラックバックを打たせていただこうかと思っていたのですが、丁度ココ!という記事に当たらず(きちんとまとめられているので、余計なもので汚したくなく・・)、コメントを入れてゆくことに致しました。
Vジャンプをまだ手に入れていないので、ティファ編の考察記事は、非常に興味深いです。
それと、michioさんの物語の捉え方が、ニュートラルな視点でいらっしゃるとお見受けしたのですが、いかがでしょう?
それで、唐突で本当に申し訳ないのですが、片道で結構ですので、こちらにLINKさせていただいて宜しいでしょうか?
お返事はゆっくりで構いません。私のブログアドを置いてまいりますので、宜しければ覗いてみて下さい。
それではまた、拝読に伺います。
失礼致しました。
今回はコメント、有り難うございます。
ブログへのリンクの件ですが、OKです。
こちらのブログからも、Mika様のブログへリンク(ブックマーク)致しますので、宜しくお願い致します。
実は自分サイト持ちでして、このブログはそこのコンテンツの一つとして、置いてあります(現在のメインコンテンツだったりもします……)。
本サイトの方はFF7中心の二次創作よろず系サイトですが、覗いて頂けたら幸いです(ブックマークの方に、リンクが貼ってあります)。
>michioさんの物語の捉え方が、ニュートラルな視点でいらっしゃるとお見受けしたのですが
有り難うございます。
ストーリー考察では、極力カップル論に入らないような努力を致しております(今回の考察も、正直ギリギリの線での考察でしたので、正直閲覧者に、どういった感想も持たれるか不安だったのです)。
カップル論についてですが、実はこのブログでも取り上げる予定はあります(ここのブログは、本サイトの方の語りコーナーに転載する事を前提に書いております、その為です)、が、その時はきちんとした注意書きを設けますので、その辺はご了承頂けたら……と思います。
それでは、書き込みの方、有り難うございました!
更に相互LINKもしていただき、非常に嬉しい限りです。
かわい様の本サイトも少々覗かせていただきました。当方、子持ちの主婦ゆえ、子供が就寝しましたらゆっくりと拝見させていただきますね。
今後とも、何卒宜しくお願い致します。
それではまた。LINK,有難うございました。
クラティ見せかけのエアヲタ臭がします
ACCでもその前の小説でも
クラウドのティファに対する気持ちは
ずっとまっすぐですよ
真直ぐなゆえに、罪があるのに自分だけ幸せでいいのかと悩み始めたところに、ガツンと星痕症候群を患い、守るべきティファを守れない、自分のことさえも守れない・・・と弱気になって家を出ただけですから
本気で家族を捨てる気だったら携帯肌身離さず持ってないし、あんなみつかりやすいところに住んでません
本当は守りたいし一緒にいたいしでも自分死ぬかもだし、エアリスザックス見殺しにしたし、自分だけ家族と幸せな時間過ごしてていいのか?だっただけですね
別に2人の間にエアリスの存在が大きくて恋人同士になってないなんて感じませんでしたよ
寧ろエアリスの母ちゃんに花届けるまでは、いちゃこらしてたと思います、小説にもあった様な甘い時間があったからこそティファがモヤモヤしてたんでしょうね
ACCでのクラウドとティファが見つめ合って笑顔だったのでもう2人は大丈夫です、またイチャコラしますよ
10年前の記事にコメント、ありがとうございます。
……自分自身はクラエア派ではないです(他者が考える事については否定はしませんが……)。
でも、この記事ははティファ編を読んだ感想と考察であり、クラウドの心情を読み解く事が考察の目的ではなかったので、読みが浅いと言われるとちょっと……。
正直に言いますと、勝手に自分の考えを決めつけられた事について、あまりいい気持ちがしなかった、というのが書き込みへの感想でした。
クラウドの心情云々は別にやりたいと思っていましたので(そもそもコメントで指摘された事に関しては、この項目で語る事ではないと自分は思うので)、その時はまた読んでくださるとありがたいです。
それでは、ありがとうございました。