インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

ビール不足と計画停電(海の写真入り)

2015-05-27 15:19:16 | 生活・慣習
インド全土で猛威を振るっているヒートウェイヴの死者はついに750名以上に達した。
当オディッシャ州では現在67名、しかし1998年の大熱波で2000余名が命を落としているから、死者数はさらに増えることが予想される。

炎天下に出て日射病で命を落とす人が一番多い。

私もこの熱波の急撃にはさすがに参っている。

湿度100%近く、頭が痛くてぼんやりする。

夕涼みに浜に出たが、高湿度で海はもやっていた。
荒波しぶきの水滴が大気中に飽満、視界もぼんやり霞がかっていた。
海岸地帯は曇天でやや気温が下がったが、今月一杯この炎暑は続きそうだ。

ビールで暑気払いしたいところが、肝心のビールが手に入らない。
チョー暑いところにもってきて、州政府とビール会社の紛糾で供給不足なんである。
もちろん熱波で需要が急増したこともあろう。

おまけに計画停電頻発、今朝は二度もあって汗びっしょりに。
旧州都カタックでは怒り狂った住民が、配電会社の職員を襲撃したようだ。
苛酷な風土でかっと激しがちのインドの国民性ならでは。
まあ、気持ちはわからないでもないが、暴力に訴えるのは言語道断。

うちは冷房があるだけまし、庶民は天井扇風機と、停電中はハンドファン、竹製の団扇で乗り切る。
私は日本で無料配布されていた宣伝用の紙製団扇で、自家発電機がくるまでぱたぱた。

家具屋に行ってベッドや椅子、本棚を買わないといけないのだが、六月に入って暑さがひと段落してからのことになりそうだ。
先般息子に同伴してもらって、当たりをつけておいたので、出向いて買うだけの話だが、この炎暑ではつい億劫になる。

終わりに、曇天でもやったベンガル海の写真も掲げておく。大気中に荒波しぶきの水滴が飽満、サングラスも濡れそぼって視界が曇った。










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