インドで作家業

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祭のない原野へ・解説

2017-04-28 19:21:53 | E全集(受賞作ほかの全小説作品、2017~)
祭のない原野へ・解説

 29歳から30歳のころ書いた作品で、自己体験が元になった私小説である。若書きの稚拙な作品だが、これはこれで形になっているので、今の文体には直せず、ざっと推敲だけ済ませたほぼ原型に近い形でお出しする次第だ。

 私のある意味、原点といってもいい作品で、インドに移住して書いていくという決意のなにがしかはこのころ培われたものである。実は二部としてインド編(短編で主人公の男女は固有名詞でなく、男、女で登場)もあるのだが、後日アップしたい。

 痛みとともに思い起こせずにはいられない二十代後半、文字にして残しておいたことで当時自分が何を思っていたかよくわかるのだが、公表するにあたってまたそのころの重さに向き合わねばならず、少しうっとうしかったのだが、避けて通れない大事な作品なので、意を決して推敲、とりあえず公にできてほっとしている。

 まあ、青春だったと懐古するのみである。
 なお、舞台は昭和57年なので、少し古臭く感ぜられる箇所もあるかもしれないが、人の気持ちというのは、今も昔も変わらないので、そういう意味では今現在も通用する旧作だとは思う。

*誤解のないように付記しておくが、本作のは、「エピローグ」でなく、「プロローグ」で、第二部のインド編につながる意味をもつ。
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