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春雷・解説

2017-05-17 19:54:54 | E全集(受賞作ほかの全小説作品、2017~)
春雷・解説

先に送った中編小説「春雷」の解説をしたい。
四十代ころの作品と思うが、出来栄えはいまひとつで、完成度の低い不作と、作者の採点は辛い(といっても、作者が不出来と思っても、読者から見れば傑作のこともあり、えてして作者と読者の見地は違うため、著者自身が稚拙と思っても、読者の側ではそう取らないかもしれないが)。
ただ、この作品も青春の遺産的要素をもっているので、つたなさには目をつぶってアップした次第だ。

私が19歳から21歳にかけての東京での女子大生時代、所属した郷里福井の同人誌がモデルになっているが、現実には小説のようなドラマチックな事件が起こったわけでなく、作り話の要素が大半を占める。
モデルになった人は何人かいるが、そのままというわけでなく、想像を加味し小説中の登場人物として造り替えられている。

五年位前に、同人二人と三十数年ぶりに旧交を温めたが、主宰者の消息は不明だったし、一人の同人が夭折していた。作中ミッキーとして登場する早熟な高校生(昭和49年当時)とはいまも、友好関係が続いており、といっても、実在の彼と小説中の造型人物は違い、もしこれを読んだら憤慨するかもしれないと恐れつつ、雰囲気はそれなりにつかんでいるので、そのうちお叱りを承知で送ってみようかと思っている。

もしかして、当時のことを思い出し、懐かしがってもらえるかもしれない。

あと、福井在住者もしくは福井出身者で、昭和49年当時同地で青春時代を過ごした人には、実名の書店(ひまわり)や喫茶店・レストラン・居酒屋(ロック喫茶・未完成、王朝喫茶・寛山、喫茶・樹林、お食事処・室町、居酒屋チェーン・天狗)が登場するので、郷愁をそそられるはずである。
ジャンル:
小説
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