インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

戯(ざ)れ歌・デスデヴィル

2016-04-08 15:09:26 | 私の作品(掌短編・エッセイ・俳句)
逆らえども最期は死という巨大な無に呑まれていく

人は何故に自分だけは死なないと思いあがるのか

死は窮極の未体験という体験

来し方六十路(むそじ)一瞬の夢

栄華は夢のまた夢と秀吉すら慨嘆す

夜中にふと起きて死の歌書き留める

人は寂しいだから人を求める

死なないふりをしても死は背後に迫っている

いづこより来たりていづこに還るか 根源の問いに眠りを妨げられ

死んだら終わりか始まりか

死んでマヤという夢から醒める





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