早朝、NHKテレビで、ドキュメンタリー番組を見た。
東京で25年間、タクシードライバーとして働きながら、認知症の母親を介護し歌を読む男性の話だ。
その人は、早稲田大学の薬学部を出て、製薬会社に就職したが、営業の仕事が合わなくて辞めたそうだ。
その後、タクシードライバーの仕事をしているとか。
実母が認知症になり、実家に戻り、世話をしていると。
番組のタイトルが、「ポンコツは母だけど」というものだ。
その男性がタクシーの中で、お客を待つあいだに、見た光景を次々と短歌にしていた。
正直、見ていて、この男性は、タクシードライバーの仕事も本意ではないと思う。そして、独身で、自宅のトイレの場所も分からなくなった母親のめ
んどうを一人で見ているという人生は、切ないし、悲しいし、不憫だし、決して順風満帆とは言えない人生だ。
今、一人暮らしの若者、老人。はたまた、核家族どころか、シングルマザー。片親の家。など様々な家の人員構成だ。
昔のように大家族でひしめきあいながら、気を使いながら生きていた時代とは違う。
だから、学校現場でも、両親が揃っていない子やはたまた両親ではなく祖父母に育てられている子、施設で育っている子もいることを考えると、
人の幸福度、経済事情、貴賎についてこうも差が大きくなり、「一億総中流」なんて言っていた平和な昭和の時代が懐かしい。
人は、生まれで人生がほぼ決まってしまう気がする。
東京で25年間、タクシードライバーとして働きながら、認知症の母親を介護し歌を読む男性の話だ。
その人は、早稲田大学の薬学部を出て、製薬会社に就職したが、営業の仕事が合わなくて辞めたそうだ。
その後、タクシードライバーの仕事をしているとか。
実母が認知症になり、実家に戻り、世話をしていると。
番組のタイトルが、「ポンコツは母だけど」というものだ。
その男性がタクシーの中で、お客を待つあいだに、見た光景を次々と短歌にしていた。
正直、見ていて、この男性は、タクシードライバーの仕事も本意ではないと思う。そして、独身で、自宅のトイレの場所も分からなくなった母親のめ
んどうを一人で見ているという人生は、切ないし、悲しいし、不憫だし、決して順風満帆とは言えない人生だ。
今、一人暮らしの若者、老人。はたまた、核家族どころか、シングルマザー。片親の家。など様々な家の人員構成だ。
昔のように大家族でひしめきあいながら、気を使いながら生きていた時代とは違う。
だから、学校現場でも、両親が揃っていない子やはたまた両親ではなく祖父母に育てられている子、施設で育っている子もいることを考えると、
人の幸福度、経済事情、貴賎についてこうも差が大きくなり、「一億総中流」なんて言っていた平和な昭和の時代が懐かしい。
人は、生まれで人生がほぼ決まってしまう気がする。