misty green and blue

Life is like an onion...

macaron

2013-01-24 | food


PIERRE HERMÉ PARISのマカロンに出会うまでは、正直苦手だった
いや、興味すらなかった


運命的出会いには、常に‘衝撃’が伴う
苦手だったもの、興味のなかったものに心惹かれる瞬間―それは、譬えようもない衝撃的な瞬間である

Michael Schenkerとの出会いがロックへの、DIESELとの出会いがデニムへの、それぞれに抱いていた負の先入観を悉く翻したのみならず、その後の私の人生に無くてはならない存在となった


‘パティスリー界のピカソ’あるいは‘前衛的パティシエにしてフレーバーの魔術師’との異名を持つPierre Herméのマカロンは、私をして虜させるに充分な魅力に満ちていた

伝統的手法を独自のアプローチでパティスリー界に革命を齎した彼の斬新な天分の才は、独創的な『味覚・感性・歓喜の世界』を生み出し、旧来の装飾的なお菓子を思い切って排除した‘大人のためのスイーツ’―“味覚の喜びだけが唯一の指針”をモットーとするエルメのオリジナル作品は、常に再検討を試みつつ新しい味覚への探究心を怠らない、彼の芸術の結晶である

世界中から数々の栄誉や勲章を得たエルメであるが、しかしながら彼にとっての唯一の価値は、スイーツファンからの‘美味しい’という賞賛に他ならない


彼もまた愛すべき‘反逆のアーティスト’だった




アンフィ二マン ローズ(ローズ風クリーム)、アンフィニマン ピスターシュ(ピスタチオ風味ホワイトチョコレートガナッシュ)、ショコラアメール(ガナッシュショコラ)、モガドール(パッションフルーツ風味ガナッシュショコラオレ/季節限定) ― 食した4つの味は、いずれも美味だった (18日)

値段が値段(1個250円~290円)だけに、定期的に味わえないのが残念である


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