貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

仙台堀川の水辺の散歩道 その3

2017-06-14 08:42:43 | 日記
仙台堀川の水辺の散歩道 その3

散歩道の案内板 清澄橋や清川橋など橋も

いくつも架かっている。




 四番目の句は、那須の句で、
 
「野を横に 馬牽むけよ ほとゝぎす」



※ 季題「ほととぎす」は、「時鳥」と書く。

「稀にきき、珍しく鳴き、待かぬるように詠

みならわし」た鳥で、

そのイメージを喚起する鳥だそう。

芭蕉は、雲岩寺より殺生石への道中の野で、

その滅多に聞くことのできない「ほととぎす」

を聞いたそう。

 その時、馬子に馬の歩行を換えてくれるよう

に頼んだのであるという。

「野を横に」という表現が斬新という。


 五番目の句は、福島の句で、

「早苗とる 手もとや昔 しのぶ摺」



※ 芭蕉は、須賀川から檜皮の宿を経て、

安積山付近の沼に「かつみ」を尋ね、

さらに、安達ヶ原の黒塚を見物し、「忍ぶの郷」

に辿り着く。

 古今和歌集の中の源融の

「陸奥のしのぶもじずり誰ゆゑに乱れむと思ふ

我ならなくに」

の恋歌で知られる「しのぶもぢ摺の石」を尋ねん

がためだそう。

 早乙女が早苗を掴む手もとから、融(とおる)

の恋歌の世界をイメージしているのであるという。


 六番目の句は、岩沼での句。  

  「桜より 松は二木を 三月越し」



※ 現在の宮城県名取市の岩沼にある「武隈の松

(二木の松)」を見物しての一句。

「後拾遺和歌集」の中で、橘 季通(すえみち)の

「たけくまの松はふた木をみやこ人いかがととはば

みきとこたへん」

の歌で知られていた。

 その桜より見事な松を、芭蕉は出立後、三ヶ月目

にやっと見られた、との意。

<数日前に見てきました。武隈の松=二木の松>




七番目の句は、平泉での句。   

 「夏草や 兵どもが 夢の跡」



 芭蕉の句は、一茶の句と違って、本当に難しいと

いうのが本音。

※は全て、復本一郎さん編著の『精選季題別芭蕉秀句』参照
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