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[バラの棘]

2008-05-04 00:35:29 | ・アート・展覧会
そろそろバラの咲く季節、華やかにときめく。
でも、触れると棘があって小さな痛みをもたらすこともある。

田中恭吉は若くして亡くなってしまった版画家。詩も書いた。
バラの棘がお顔にくっついてるよ。
口元ちょっと笑みが浮かんでる。
女性みたい、自分投影か? 本人と似ているような・・→田中恭吉
これは明るい油彩画だけど、制作年は不詳、いつ描いたかわからない。

田中恭吉が遺した版画をみてたら、静かにせつなくなってくる。
ナイーブでナイーブで、それにやっぱり短かった命も思うから。

萩原朔太郎「およぐひと」って詩、学校の国語の時間にならったよ。
恭吉は『月に吠える』の装丁を頼まれていたのだけれど果たせなかった。
療養していた故郷和歌山で亡くなった。23歳だった。若いね。
だけど、病床から送った晩年のペン画はここに収録されている。

お顔にバラの棘がついてるよ。 チクッっと刺さったよ。
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3 コメント

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トラックバック重複のお詫び (出人)
2008-07-09 15:00:29

はじめまして。

田中恭吉の作品のことを書いたのでトラックバックを送ったのですが、ちょっとどういう加減か、3通も送ってしまったようです。

お手数ですが、適当に削除してくださいますようお願いします。
いらっしゃいませ。 (みっちょる)
2008-07-09 23:20:48
はじめまして。

紙上のユートピアの展覧会はただいま愛知に巡回しているのですね。
すばらしい内容でした。
私は葉山とうらわで二度観ましたが、それぞれ展示方法が少し違って工夫され面白かったです。


トラックバック2つ削除させていただきました。
さびしい人格 (美)
2009-10-04 22:08:28
さびしい人格が私の友を呼ぶ、
わが見知らぬ友よ、早くきたれ、
ここの古い椅子に腰をかけて、二人でしづかに話してゐよう、
なにも悲しむことなく、きみと私でしづかな幸福な日をくらさう、
遠い公園のしづかな噴水の音をきいて居よう、
しづかに、しづかに、二人でかうして抱き合つて居よう、
母にも父にも兄弟にも遠くはなれて、
母にも父にも知らない孤児の心をむすび合はさう、
ありとあらゆる人間の生活の中で、
おまへと私だけの生活について話し合はう、
まづしいたよりない、二人だけの秘密の生活について、
ああ、その言葉は秋の落葉のやうに、そうそうとして膝の上にも
 散つてくるではないか。


★萩原朔太郎『月に吠える』 さびしい人格 大正六年より

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