キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

花の名前

2017-07-27 10:06:54 | 季節の花々
               

               花魁草はフロックスという洋名のアメリカ原産の花ですが、名前が名前だ

               けに、何やら時代劇の江戸の町など思い出しそうな花です。

                 村貧しおいらん草の目につきて            清崎敏郎

               この句はそんな連想から生まれたのでしょうね。日本人でないと作れない

               句だと思います。名前によって印象ががらりと変わることってありますね。

               

               平安時代は朝顔と呼ばれていたかもしれないムクゲは、フヨウの仲間で

               学名をhibisucus syriacus(ハイビスクス・シリアクス)と言い、ハイビスカス

               の仲間です。ムクゲってあまり響きの良い名ではありませんが、洋名を

               Rose of Sharonなんて言ったりもします。聖書に出てくるシャロンの野に

               咲く薔薇がこれだそうです。韓国の国花でもある可憐な花です。この花

               も呼び方によってイメージがだいぶ変わります。

               

               

               この頃サンパラソルという鮮やかなつる性の花をよく見かけます。名前通り

               青空にパッとパラソルが開いたような明るい美しさです。マンデビラという

               花をサントリーフラワーズが改良した園芸種だそうで、ごく新しい花で、和

               名はないようです。何千年の歴史を持つ花も、最近生まれたばかりの花も

               並んで咲いています。

               

               ランタナは色がどんどん変わるんで七変化とも呼ばれますが、もともと観賞

               用に入ってきたのが野生化して、どこにでも生えています。かわいい花なの

               で見ていて楽しいですが、あまりにも繁殖力が強く、国によっては侵略的外

               来種ワースト100に入っていて、厄介者扱いのようです。花に罪はないので

               すけどね。

                    

               たくましい野の花と言えば、今夏アザミが盛りです。薊という漢字、

               読めるけど書けませんよね。「アザミの歌」という割と有名な曲が

               あります。「山には山の憂いあり、海には海の悲しみや、まして

               心の花園に、咲きしあざみの花ならば、、、」意味深な歌詞です。

               可憐な花ですが、とげがあるし、ちょっと一筋縄ではいかない強さ

               のようなものを持った花です。

                 人はひと我はわれなり夏薊            永田歌子
『俳句』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 朝顔、昼顔、夕顔 | トップ | 燕、子育て再挑戦! »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

季節の花々」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。