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2009-11-23 | 市民のくらしのなかで

後期医療保険料

   来年度13.8%増

             厚労省試算 平均8556円アップ


 厚生労働省は20日、後期高齢者医療制度の保険料について、来年4月の改定で2009年度に比べ全国平均で約13・8%増加すると発表しました。厚労省は10月下旬の試算で、約10・4%増と見込んでいましたが、上げ幅がさらにふくらむことになりました。


 保険料改定は2年ごとに行われ、来年4月は最初の見直し時期となります。同制度の運営主体となる各広域連合は、同制度廃止公約の先送りを表明して いる新政権の対応を受けて保険料改定額の試算を行っています。今回の手直しは、医療費の伸びが当初試算より大きく伸びたためです。長妻昭厚労相は9日の参 院予算委で「来年度は全国平均で約12%上昇(の見込み)」と答弁してから10日しかたっていません。発表するたびに改定額の試算が上昇しています。

 同制度は、高齢者人口の増加や医療費増で保険料が値上がりする仕組み。09年度の保険料は全国平均で年額約6万2000円。13・8%の上昇なら8556円の負担増となる計算です。

 厚労省は19日、保険料改定の作業を進める都道府県の広域連合に対し、保険料の大幅な引き上げを抑えるため、各広域連合の剰余金の全額活用に加え、都道府県に設置された「財政安定化基金」(国、都道府県、市町村で3分の1ずつ拠出)を取り崩すよう求めました。

 また保険料がとくに増加する広域連合については同基金の拠出額を積み増した上で取り崩すよう求めています。財政安定化基金の活用にあたり、来年の通常国会で関連法の改正を目指すとしています。

 都道府県、市町村に対しては、各広域連合への法定外の財源繰り入れも要請しました。


共産党は廃止要求

 厚労省は「現行制度を廃止するまでの間、可能な限り保険料の増額を抑制することが必要」として広域連合、都道府県、市町村に対応を求めていますが、高齢者に重い保険料を求め年齢で医療を差別する制度に変わりはありません。

 日本共産党の小池晃政策委員長は9日の参院予算委員会で「冷たい政治の象徴のようなこの制度はすぐに廃止を」と求めました。



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