ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

お風呂屋さんで・・・

2017-04-17 12:48:17 | 日記
昨日、家族でお風呂屋さんへ行った。

お風呂からあがって着替えをしていたら、従業員さんがやってきて「〇〇さ~ん!〇〇さんの奥さんはいらっしゃいますか~」と叫んでいた。

その声を聞いて、着替えを済ませていた一人の白髪の女性が出てきた。
その方が〇〇さんだったらしく、授業員さんから何か話を聞くと、急いで脱衣所を出て行った。

私も脱衣所を出てから、ほかの家族がお風呂から出てくるのをホールで待っていたのだが、しばらくしてお風呂から出てきた長男パインが「今、男湯が大騒ぎになっている」と教えてくれた。

パインの話によると、お風呂からあがってきた高齢の男性が脱衣所で「自分のパンツがない」と言って探しているのだそうだった。

近くにいた授業員さんも一緒に探したが見つからず、男性の奥さんを呼びに行ったということらしい。

その男性は脱衣所のかごの中に自分のズボンも洋服もあるのだが、なぜかパンツがないと言って、かごに入っていた下着のシャツを身に着けたままで途方にくれていたそうだ。

そこへ従業員さんに呼ばれた奥さんがやってきて、男性が自分のものだと言っていたかごの中を確認すると、それはなんと他人の衣類だったとのこと。

奥さんはご主人に「これはあなたのじゃないでしょ!」と言って着ていたシャツを脱がせ、それを知った従業員さんは「その服の持ち主があがってきたら怒られますよ!」と慌てていたそうだ。

この話を聞いて、認知症ならばあり得ることだなと思った。

認知症である義母もひとりでお風呂屋へ行かせたとしたら、脱衣所で同じかごがたくさん並んでいる中では自分のかごを見つけられなくなると思う。

ただ義母は自分の洋服か他人の洋服かの判断はまだできると思うので、もしかしたらその男性はかなり認知症が進んでいるのかもしれない。

そのようなことをパインから聞いていたら、着替えを済ませた男性と奥様が男湯から出てきた。

奥さんはとても険しい顔をして前を歩き、その後ろからトボトボとご主人がついて二人で玄関に向かっていった。

私たち家族も帰るために玄関へ向かうと、さっきのご夫婦がまだいらっしゃって、玄関に置いてあるベンチに並んで腰をかけていた。

奥様の顔からさっきの険しさが消え、諭すようになにかをご主人に語り掛けているのだが、横に座るご主人はうなだれたまま黙って奥さんの話を聞いていた。

そのご主人の姿から「なんで俺はこんな風になってしまったんだ」とでも言っているような落胆が感じられて、私はかわいそうで仕方がなかった。

服を間違えて迷惑をかけてしまったが、奥さんがご主人を一人で入浴させたということは、ご主人が自分の洋服が分からなくなることは無いだろうと思っていたからなのだろう。

それがこのようなことになってしまって、ご主人もショックだろうが、奥様もきっとショックを受けているだろうなぁと思った。

今回見たような出来事は、認知症の患者が増えるにつれて、これからいろいろな浴場で起こることかもしれない。

車の運転のように命に関わるようなことにはならないが、お風呂から上がってきたら自分の服が無くなっていた!ということもあるかもしれず、それもまた困った問題だと思う。

他人事ではない出来事を見て、認知症が治る特効薬も早く開発してほしいものだと思った。










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