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豊かな海

2016-12-08 16:00:00 | 環境へのはたらきかけ BCD
 豊かな自然共生社会の実現に向けて、生物多様性の保全と持続可能な利用が推進されています。
 豊かな海とは、生物多様性が確保され、われわれに、美しい自然とふれあう機会を提供してくれる美しい里海として再生され、水産資源が回復し、水質が良好な状態で保全された海です。
豊かな海を育む総合対策事業

 水産業・漁村の多面的機能のうち、「豊かな自然環境の形成」では、「藻場・干潟・サンゴ礁の保全」、「沿岸域の環境美化・保全」、「河川・湖沼の生態系保全」、「漁業活動による環境保全」があります。

水産多面的機能発揮対策支援事業総括報告書(平成27年度)が公表されています。

 瀬戸内海環境保全基本計画では、多面的価値・機能が最大限に発揮された「豊かな瀬戸内海」を目指し、①沿岸域の環境の保全、再生および創出、②水質の保全および管理、③自然景観および文化的景観の保全、④水産資源の持続的な利用の確保などが定められています。
瀬戸内海環境保全基本計画にもとづく「瀬戸内海の環境の保全に関する兵庫県計画」(兵庫県の区域において、瀬戸内海の環境の保全に関し、瀬戸内海を豊かで美しい「里海 」として再生するため実施すべき施策)が公表されました。
 情報提供、広報が充実します。環境学習・環境教育が推進されます。環境保全思想の普及および住民参加が推進されます。環境保全についてのモニタリング、調査が行われます。広域な連携の強化などがされます。
 環境配慮型構造物が採用されます。ツーリズムが推進されます。埋立てに関する環境保全に対する配慮がされます。海砂利の採取が禁止されます。
 沿岸域の環境の保全、再生および創出がされます。自然景観が保全されます。藻場・干潟・砂浜・塩性湿地などの保全、再生および創出がされます。底質改善対策・窪地対策が推進されます。自然海浜の保全などがおこなわれます。緑地などが保全されます。 自然公園などが保全されます。
 水産資源の持続的な利用が確保されます。資源管理の取組により水産資源が維持・増大されます。適正な栄養塩管理などにより生物の多様性および生産性が確保されます。
 健全な水循環・物質循環機能の維持・回復がされます。水質の保全および管理が推進されます。海水浴場などの水質が保全されます。生活排水対策が推進されます。廃棄物の処理施設の整備などがされます。油や有害化学物質などによる汚染が防止されます。漂流・漂着・海底ごみ対策などが推進されます。
 有害動植物の駆除などがされます。
 文化的景観が保全されます。史跡、名勝、天然記念物などが保全されます。
 環境保全についての研究および技術の開発がされます。


有明海および八代海などは、国民にとって貴重な自然環境および水産資源の宝庫であり、その恵沢を国民が等しく享受し、後代の国民にも継承すために、豊かな海として再生されます。
海域の環境の保全・改善、水産資源の回復などによる漁業の振興について実施すべき施策に関する関係県の計画により、干潟等の保全・修復・造成、多様な生態系の回復、水質などを保全して、環境基準を達成、赤潮・貧酸素水塊の発生を抑制して、有明海および八代海等の海域の環境を保全し改善します。水産資源の回復などによる漁業の振興を図り、持続的漁業にします。

豊かさを実感できる海の再生事業

 「豊かな海」を目指した取組の事例集が公表されています。
 ・椹野川における流域一体の取組(椹野川河口域・干潟自然再生協議会 自然再生ネットワーク)(やまぐちの豊かな流域づくり構想)(平成26年版山口県環境白書 いのちと暮らしを支える生物多様性の保全
 ・大阪府堺泉北港における生物共生型護岸の整備の取組
「大阪湾生き物一斉調査」を生物共生型護岸にて初めて開催!
 (森・川・里・都市・海等のネットワークを通じて、美しく親しみやすい豊かな「魚庭(なにわ)の海」を回復し、市民が誇りうる「大阪湾」を創出する大阪湾再生行動計画第2期が推進されています。)
(「“はま”が潤い、豊かな恵みを“まち”に届ける海づくり」を基本目標に大阪湾など自然の有する生態系サービスをうまく活用し、そこで得られた豊かな恵みを府民に提供することで、「はま」(漁業地区)の生活が豊かになり活性化するとともに、「まち」においても豊かな生活の実現をめざす「新・大阪府豊かな海づくりプラン」が公表されています。)
 ・博多湾エコパークゾーンにおける市民と連携した取組(エコパークゾーン環境保全創造計画
 ・英虞湾における遊休地の利用による干潟の再生と企業の参画(英虞湾自然再生協議会 第2次志摩市里海創生基本計画 豊かな自然環境の保全と再生 「豊かな自然の恵みを誇りとし、100年先の子どもたちへつないでいけるように、自然を守ります。」、「自然の力を最大限に引き出しながら、利用し、自然と共に暮らす知恵を磨き、自然と心ゆくまで遊べるようにします。」、「自然と共に生きる暮らしや受け継がれた文化、歴史を愛し、その素晴らしさを語ります。」「新しい里海のまち宣言 平成25 年8 月 三重県志摩市」から)
 ・東京湾における企業による藻場造成の取組
  (「東京湾 UMI プロジェクト ~東京湾・海をみんなで愛するプロジェクト~」)
 ・横浜市と企業による藻場を活用した環境改善の取組(横浜ブルーカーボン
快適に水遊びができ、「江戸前」をはじめ多くの生物が生息する(豊かな海)、親しみやすく美しい「海」を取り戻し、首都圏にふさわしい「東京湾」を創出する東京湾再生プロジェクト(都市再生プロジェクト「海の再生」)が推進されています。
 ・大分県名護屋地区の漁業者による藻場造成の取組
 ・三河湾における干潟の造成や深掘り跡の埋戻しの取組(三河湾流域圏会議 伊勢湾再生行動計画により、「人と森・川・海の連携により健全で活力ある伊勢湾(三河湾を含む)を再生し、次世代に継承する」をスローガンに、「伊勢湾の環境基準の達成を目指し、多様な生物が生息・生育する(豊かな海)、人々が海と楽しく安全にふれあえる、美しく健全で活力ある伊勢湾の再生」が推進されています。里海という概念を踏まえ、生物多様性に富み、魚介類が豊富に生息する「豊かな海」をめざす三河湾里海再生プログラムが推進されています。)
 ・加古川の浚渫土砂を活用した浅場造成の取組(加古川浚渫土で造成された魚住沖の浅場でのアマモ場再生の可能性調査報告書
 ・兵庫県坊勢漁港における自然調和型漁港づくり(自然調和型漁港づくり推進事業

 生物多様性が守られ、海の恵みを持続可能な形で利用できる海が豊かな海です。

豊かで多様な生態系と自然環境を保全する「平成26年度里海づくり活動状況調査の結果について」が公表されています。

自然と共生する社会の実現に資するために、琵琶湖を「健全で恵み豊かな湖」として保全・再生を図る「琵琶湖の保全及び再生に関する基本方針」が公表されています。琵琶湖保全再生施策を総合的かつ効果的に推進することで、多くの固有種を含む豊かな生態系や生物多様性を守り、健全な水循環の下で琵琶湖とともにある人々が豊かな暮らしを営み、さらには、文化的・歴史的にも価値のある琵琶湖地域の良き伝統・知恵を十分に考慮した豊かな文化を育めるようにすることをもって、琵琶湖と人とのより良い共生関係の形成をめざします。

豊かな魚介類を育む川や海などの風景がどこにでも当たり前にみられる“いのち輝く国づくり” をめざして、「森里川海をつなぎ、支えていくために(提言)」が公表されました。

健全で恵み豊かな環境(豊かな海)が地球規模から身近な地域にわたって保全されるとともに、それらを通じて国民一人一人が幸せを実感できる生活を享受でき、将来世代にも継承することができる社会持続可能な社会をめざす「第四次環境基本計画の進捗状況・今後の課題について」が公表されています。
ジャンル:
環境
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