ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」・・・ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

カルメン・マキ&OZ

2007年03月31日 | 自分的名盤名曲
♪自分的名盤名曲113


■カルメン・マキ&OZ
■1975年
 ☆カルメン・マキ(vo)
 ☆春日 博文(g)
 ☆千代谷 晃(b)
 ☆石川 清澄(keyb)
 ☆古田 宣司(drs)
 ------------
 ★深町  純(keyb)
 ★安田 裕美(acoustic g)
 ★成瀬 ヒロ(b)
 ★西   哲(drs)


 カルメン・マキ&OZが、デビュー3年目にして発表したファースト・アルバムが、「カルメン・マキ&OZ」です。
 このアルバムがリリースされた頃は日本のロック界はまだ黎明期にあった、と言ってもいいでしょう。しかしそれにもかかわらず、こんなにクォリティの高いレコードを作り上げることができたのはまさに驚異的なことではないでしょうか。ぼくなどは、このアルバムは日本のロック史上に残る名盤ではないか、などと思っています。
 また、この当時の女性ロック・ボーカリストといえば、他には麻生レミがいたくらいで、カルメン・マキは女性ロッカーのはしりでもあると言えるでしょう。


     


 このアルバムには全6曲が収録されていますが、その6曲ともぼくにとっては名曲です。中でもイントロのギターのリフが印象的な「午前1時のスケッチ」、ドラマティックな構成を持つ大作「私は風」はOZの代表作ともいえるハード・ロックであり、日本のロック界が誇ってもいい名曲だと思います。そういえば、「私は風」は、中森明菜もカヴァーしていますね。
 全般的にブリティッシュ・ロックの影響は伺えるものの、OZのサウンドはその焼き直しなどではなく、しっかりとしたオリジナリティを持っています。


 ハリとツヤのあるマキの力強いヴォーカルと、メタリックなシャウトには圧倒されるばかりです。そしてそれに絡む春日博文のギター、単にハードなだけではなく、非常にメロディアスで、存在感たっぷりです。メンバー・チェンジの激しいOZにあって、バンドの個性をきわだたせているのがこのふたりだと言えるでしょうね。
 作曲のほとんどは春日博文が手掛けていることが、OZの独特な暗さと重さに影響を与えているようです。作詞はカルメン・マキ自身と加治木剛のふたりで担当していますが、その叙情的な歌詞も、マキのヴォーカルとバンドのサウンドの魅力を充分引き出すことの後押しになっていると思います。


     


 ぼくがカルメン・マキ&OZを知ったのは高校時代でしたが、その頃はOZはすでに解散したあとでした。ぼくは、OZのコピーバンドによって「私は風」を知り、すぐにレコードを手に入れました。一聴して大きなショックを受け、すぐに大ファンになったんです。
 マキさんは今でも第一線で歌い続けています。OZ時代とはまた少し違った音楽性で活動を続けているようですが、相変わらず存在感のあるヴォーカリストとして君臨しています。



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2 コメント

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Unknown (ジェイ)
2007-03-31 20:47:00
懐かしの余り又、お邪魔しちゃいます。(^^ゞ
このアルバム、本当に色々な意味で衝撃的でしたよね。ロックを歌う女性も本当にいなかったし。。

このアルバムがでたのは、私が高三の時だったと思います。そんな事を思って読んでいたら。。MINAGIさんって若いのね。。(爆)
私は三枚目の「とりあえずロックンロール」って曲が今でも時々頭を駆け巡ります。
ジェイさん (MINAGI)
2007-04-01 09:55:19
 所属レコード会社の社長から贈られた何枚かのレコードの中にジャニス・ジョプリンのものがあり、それを聴いたマキさんは大きな衝撃を受けてロックに転向した、という話がありますね。
 この「カルメン・マキ&OZ」を聴いて影響された女性もきっとたくさんいることでしょうね。

 OZはライブ盤を入れて4枚しかアルバムが出てない(ベスト盤は除く)のですが、どれも良質のロック・アルバムだと思います。サード・アルバムも「とりあえず~」を筆頭にカッコ良い曲が目白押しなんですよね。もちろん、好きなアルバムです。(^^)

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