ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

モリエール全集~(4)

2017年06月16日 18時44分20秒 | 本の中から
モリエール全集を読んでいる。
とってもまじめに読んでいる。
9巻から逆に読んでいってつまらなくなったらやめようと思っていたのだけど、
9巻と8巻を読んでちょっと真面目に読んでみようかなと思い1巻から読むことにした。
パスしようと思っていた昔読んだ本も再読している。

モリエールというと笑劇、性格劇というイメージが強い。
でも別の分野、今まで読んだ本の中にはなかったコメディーバレーや祝祭劇。
モリエールは喜劇作家、俳優のイメージを持つけどプロデューサーでもある。
こんな一面を知ったのは収穫だった。
ただ本ではなかなかバレーや音楽が伝わってこないのは残念だけど。

ところでモリエール全集と同時に「太陽王ルイ14世」(鹿島茂)という本を読んだ。
するとモリエールの劇の時代背景がわかって面白い。

「はた迷惑な人たち」は財務卿フーケの居城で初演された。
王宮以上の豪華な居城で同じ年に王が主催した劇・饗宴よりも、
さらにさらに豪華な饗宴の呼び物の一つとしてモリエールの祝祭劇が披露されたれた。
ところが王のご機嫌を取るつもりが逆に不興をかって3週間後にフーケは逮捕され失脚する。
(まあ当然だけど・・・)
そこにはおごりがあった。
フーケは公私混同もいいところ、国の金を着服しまくった。
でもその一方で国は始末屋・ケチのルイ13世のころよりもずっと裕福になった。
公私混同というと国が潤わなければ自分も潤わない。
そのためには国ももうからないといけない。
それがフーケの政策だった。
これが悪いことか?

ルイ14世から100年以上のあとの日本。
田沼意次の時代だった。
とっても景気のいい時代だった。
ところが失脚後、松平定信の時代となった。
「寛政の改革」と言われる時代に。
そして贅沢禁止令、コメの増産。
贅沢を禁止するとたちまち不景気になる。
コメを増産するとたちまちコメの値段が下がる。
するとコメを報酬として受け取っていた武家階級が困窮する。
こんなこと素人でもわかること。
ところが儒教に凝り固まった人間にはそんなこともわからない。
幕府は急速に滅亡への道を進む。

田沼意次のことを考えるとついつい田中角栄のことが頭に浮かぶ。
はたして田中角栄がやったことが悪いことだったのだろうか?
松平定信のことを考えるとついつい民主党政権のころが頭に浮かぶ。

下手な管理者はすぐに経費削減という。
でも経費を削減して売り上げを伸ばせるか?
確かに経費削減は必要だけどその一方で成長分野にはどんどん金をつぎこまないといけない。
そこらへんの未来志向が、夢が、民主党にはまったくなかった。
まったく魅力のない政党だった。

同じことは朝日・毎日にも言える。
批判だけで飯を食っている。
夢がまったくない・・・それが朝日・毎日。
一見批判的な記事を載せつつも、
内面は保守のかたまり。

いえいえそんなことじゃなくてモリエールの話。
モリエールを読んでると昔々の自分がよみがえってくる。
そうそうそんな時代もあったんだよね。
今古典を読む楽しみにほんのりほんわか浸っている。
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