ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

モリエール全集

2017年05月14日 03時44分57秒 | 本の中から
モリエール全集を読んでいる。
モリエールは高校時代夢中になって読んだ。
文庫本はみんな読んで、文学全集のモリエール集も読んで・・・それで終わり。
フランス語を勉強して原文でもいいから全部読もう!何て気にはさすがになれなくてそれで終わった。
学生時代ろくに勉強もしないで本を読み漁った。
そのなかで戯曲もよく読んだ。
チェーホフもシェークスピア全集も。
そして戯曲を書こうと思った。
一つも書けなかったけど・・・
根がどうしようもない人間なのだ。

戯曲の中でも特に喜劇に魅かれた。
アリストパネスやモリエールに。
悲劇よりも喜劇のほうが時代の壁を乗り越えとっても身近に感じられる。
人は何を面白いと思うのか?
それによってその人の中身を、あるいはその時代の雰囲気を直接感じることができる。
悲劇ではそれがなかなか伝わりにくい。

もし今大阪で、吉本で、「人間嫌い」を初演したら受けるだろうか?
あまり受ける気はしない。
早々に(当時のフランスと同じように)幕を下ろすだろう。

モリエールは喜劇の作者でもあったけど、役者、そして劇団のオーナーでもあった。
そのためにもまず経営を考え、客が入る劇を書き演じないといけなかった。
どんないい作品でも客は入らないとわかるとすぐに打ち切って大衆受けする作品を書かないといけななった。
それで「人間嫌い」はすぐに打ち切られて、急遽「ドン・ジュアン」を書きこれが受けた。
喜劇は時代を反映する。
それを感じられるのが面白い。

・・・なんて話ではなくモリエール全集の話。
全10巻のうち最終巻の評論集はパスして、9巻から逆のさかのぼって読んでいこうと思っている。
半分くらいはすでに読んでるので、そんなに時間はかからないだろう。
初期時代の作品になり、あまり面白くないと思ったら、その時は読むのをやめたらいい。
今日は「学者きどりの女たち」を読んだ。
偽善者「タルチュフ」と学問道楽の「町人貴族」を思い出した。
(どちらも好きな作品)
いかにもモリエール風な筋立て。

ただこの2つの作品に比べて浅くもう一つ面白味のかけると思った。
もっとも高校時代にこの作品を読んだらきっと同じように面白いと感じたかもしれないけど・・・
たいして人間的な魅力を感じないアンリエッタとその恋人クリタンドルよりも
学者気取りの女、アルマンドやアンリエッタやベリーズをもう少し人間味を持たせて結論をちょっと変えたら、
女に学問はいらない、ではなく、やっぱり女には学問よね!
するともっと面白い、今でも受ける劇になるだろう。

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2 コメント

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モリエール (dogdali)
2017-05-14 06:17:59
久し振りに聞く名前。若い時、モリエール専攻の友達っが「いて、フランス語に夢中になっていた青春時代があり懐かしいです。丹波の田舎で、いい戯曲を「かいてくださいね。時代風刺をかいてください。
Unknown (ぐうたら百姓)
2017-05-14 19:12:20
コメントありがとうございます。
今モリエールを読むとやっぱり懐かしいです。
今さら戯曲を書くことはないでしょうが、時代風刺なんて大げさなことではなく、ちょっぴり時代をからかうくらいのことはこれからもブログで書いていけるでしょう。
まあこれからも兵庫の田舎で酒飲みながらしょうもないことをブログに投稿していきます。
読んでも何の役にも立たないブログですが、滅茶苦茶お暇なとき、暇つぶしにこれからも覗いてくださいね。

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