32回生追い出しコンパ

　期末テストの最終日に演劇部の追い出しコンパ。さすがに毎日びっしり練習なんて出来ないけれど、ちょっとした出し物と手作りメニューを用意して三年生を追い出します。今年のメニューはホットケーキ。昨年オムライスを大人数分用意して2時間押しの目にあったので、段取りスピード重視でトッピングにこってもらうことにしました。2時間目にテストが終わって11:00、飾り付けして料理して開始12:30なので、まあ合格。送る側9人、送られる側7人のしめやかな？パーティーになりました。
　32回生はみんな恥ずかしがり屋揃い。改めて面と向かうと嬉しいくせに照れるのです。それでも伝えたいこと、伝えなきゃいけないことを後輩に贈れるほぼラストチャンス。ひと言ずつリアルな言葉を吐いていきます。辛かったこと、怖かったこと、嬉しかったこと。苛ついて雄叫びを上げたこと、自信なかったこと、誇りに思うこと。こうやって思い返してみると、マイナスの言葉の方が多かった気がするんだけどそれでも納得と充実のクラブ生活。演劇部を選んで後悔してる人は居なかったようです。
　そっか、辛かったのは不器用の証拠。したいなりたいと、出来たやれちゃったにギャップがあるほど、涙がでるのか。

　「自己嫌悪って、理想が高い人にしか起きないものなの」

　新任教師だった頃、大先輩だったK石先生が笑顔で言ってたこの言葉。彼らの800日を思い返してみて、今あらためて腑に落ちる言葉なのでした。おっと、このまま終わると僕が悲劇のヒロインを肯定している風に聞こえてしまう。それはいかん！ってことで、お返し。

　「顔で笑って心で泣いて。喜劇のヒロインまじリスペクト」


　とにもかくにもお疲れ様でした。引退しても遊んでね。ばいばい！