東京大田区のX社で魅力発信レポート(事例企業は私の作成支援企業)を作成する支援を開始した。今回は、レポートを作成することが目的ではなく、先代社長が昨年急逝され、経営を引き継いだ新社長の今後の経営の方針などを作成することが目的である。レポートは、今後の経営方針などを作成する際のツール的位置付けである。
さて、経営理念作成を本気で取り組むと結構悩み、決定には調整が必要になる。類似した言葉に、ビジョン、経営方針、社是、社訓などがあるが、厳密に気にする必要がない。
私の定義は、これらをまとめて、外部向けに顧客、域社会などに向かってこだわりを持って何を提供していくか。その存在価値を将来にわたって効率的に実現するために、社員にはどのような行動、考え方、価値観、判断の拠り所とするか内部向けの行動規範を示す必要がある。
当社は41年前先代社長が創業。量産品の設備を設計・製造する35名の会社である。先代社長の経営理念が社員に深く浸透しているが、顧客への姿勢が必ずしもはっきりしているとは感じ取りにくい。
7年前に認証取得したISO9001、リーマンショックによる売上の減少などにより、例えば、利益最優先などによりリスクのある発注案件を受注すべきかと言う議論があるという。
新社長のこれからのおもいと、先代社長の経営理念へのこだわりなどで、まだまだ経営幹部を交えての議論が必要である。
決定に当たって肝心なのは、経営理念は、中・長期の外部向けへの思いの開示、社内向けには、中・長期目標実現のための行動規範である。目先の意志決定においてもこの経営理念を反映いただきたい。
私の現在の当社の経営理念の案は以下の通り。
「顧客の難題を解決するため(外向け)、難しい課題に失敗を恐れず挑戦する(内向け:外向けを実現する社員の行動規範)」
ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com










