昨日2月3日、パシフィコ横浜で〜小説「下町ロケット」より〜中小企業の知的戦略を見る と題し鮫嶋弁護士のお話を拝聴した。講師は、売上を上げるには、他分野展開、大企業とのパートナーシップ、海外進出など、利益率を高めるには、特許による参入障壁を創るなど紹介された。
特許を経営に活かすには、市場の大きさだけに着目するのではなく、市場の大きさと既存特許の出願状況を調べ、特許出願の少ないところ、即ち手段を狙うことを提案された。同感である。
中小企業が新しいことに挑戦する際の現実的課題は、何を新規事業として挑戦するかである。
Steve Jobsのように市場にないものを信念に基づき実現させ、大きな市場を確保することは難しい。
中小企業には、国内市場で10億円くらいのニッチな市場にたいし、その実現に向けて発明を行うことを期待する。目的は既存製品の半額、コスト半額の実現など。海外からの攻勢に負けない目標値を実現させること。
そのためには、新しい手段を考えなければならない。元気の良い将来を考えている企業は、基盤技術高度化促進委託事業(サポイン事業)など国の助成事業を活用し、新しいことに挑戦している。
発明の手段、方式は、先の既存技術の少ないところを攻めるのも一つの選択手段であるが、現実的には、市場が小さいことから実施を諦めている大手企業が出願した特許を活用させていたくことを提案する。一昔前、休眠特許とか未利用特許と言われたものである。
新しいことに挑戦する。これなくして国内の同業者にも勝てない。ただ、思いつきで進められるのは、投資の無駄遣いになりかねない。堅いことを言えば、経営戦略、開発戦略に照らし、また蓄積された知的資産(強み)の活用の大きさ、既存事業との相乗効果など確認して欲しい。
最低限の準備、調査を怠りなく新しいことに挑戦を期待する。
ムゲン経営研究所 中小企業診断士 特級機械技能士 中小製造業の経営革新
田中 義二 tanaka@mgein.com










