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熱暴走

2006-02-16 | blog

寒い日々が続いているのにも関わらず、
小さい筐体に無理矢理搭載させたのが祟り、
MobileSempronマシンの熱暴走が起きてしまい、
(厳密には、ビデオカードがダウン)
セカンドマシン計画は、未だにスタートせず。。
Fanの搭載位置などいろいろ制限があり、
CPUクーラーは全高60mmまで、など、、、
やはりいろいろ無理があるという事ですね・・・

改善前
吸気Fan 60x60x25mm 3000rpm→1400rpm程度
             (CPUのFanも兼ねる)
CPUクーラー DRACO64のシンクのみ
排気Fan 電源の120x120x25mm 800rpm
             X850XT PEのシロッコ(回転数不明)

でテストし始めたところ、アイドル時で、
CPU付近 51度前後
VGA付近 55度前後
という状態。
負荷を掛け続けると、ビデオカードにエラーが出てストップ。
非常に危険です。

改善策
吸気Fan 80x80x25mm RDM8025S 2500rpm
CPUクーラー 80x80x15mm RDL8015S 2500rpmFan搭載DRACO64
排気Fan 60x60x25mm 3000rpm(吸気Fanを反転)
             電源の120x120x25mm 800rpm
             X850XT PEに、ZAV02-ATI5搭載 (2000rpm?)

結果、
CPU付近 41度前後
VGA付近 44度前後
まで下がりました。

CPUクーラーをファンレスにする事は、、
かなり無意味なのでは?と再確認しました。

ケースファンでアシストすれば、、という話は良く聞きますが、
まず、シンクから空気を奪ってあげるだけの力がケースファン
にあるかという事です。シンクとの距離があったり、ずれた位置にあったり、
効率が悪い状態である事がほとんどだと思われます。
また、ファンレスのシンクは、通常、フィン間隔が大きく、質量的に不利になります。
これはファンレスを想定した場合、空気の移動力が弱いため、
フィン間隔を大きくしないと発熱部の空気の移動効率が悪くなるためです。
ここで、DRACO64の様なファン付を想定されたシンクを使用すると、
ただのアルミの塊の様な状態になってしまいます。
シンクの発熱の強い部分の空気を動かす力が弱く、使用に耐え難くなります。

また、筐体が小さくなればなるほど、
排気Fanの数、大きさは限られてしまうため、
静音化も視野に入れる場合、
吸気Fanもきちんと回転数を選んだ上で、
筐体全体の温度のコントロールが出来ると言えます。

大きな筐体の中で強い発熱が起きたとしても、
それは非常に緩やかな変化にさせる事が出来ます。
(ちゃんとした熱対策が施されている事を前提として)
プールの水によく例えますが、
巨大なプールに、色の着いた水を入れてもほとんど変化しません。
ただ、これが小さいお風呂だとすぐ色が変わってしまいます。
温度上昇が激しい、温度変化に非常に弱いという訳です。
吸気Fanも使用し、筐体内の空気に動きをつける必要があります。

なんでもかんでもFanを取り払うというよりも、
出来るだけ吸排気、CPUクーラーFan等を搭載した上、
回転数のバランスを取って音が気にならないレベルを
模索する事が、スマートだと思います。
実際に、CPUクーラーをファンレスにして使用する環境というのは、
1U、2Uといったラックマウントやサーバーレベルが主です。
ケースファンが40mm 10000rpmなどで、前から後ろへ風を
どーんと送り込む、音など関係なし、という状態です。(1U=44.5mm)
物凄いプレッシャーを発生させ、熱を奪い去って、そのまま排気、という流れです。

こういった制限のある限られた環境に、
普通のデスクトップが身を投じる必要はないかと思います。
ケース付属の汎用Fanと、売られている人気のケースFanは、
明らかに質が違うものです。
同じ回転数のFanでも、ジリジリ言っていた軸音が、
聞こえなくなるだけで、かなり静かになるものです。
(ただ、PenIII系の低クロックや、C3などで、超低発熱を前提とした
PCを作る場合は、ファンレスを視野に入れる事はありだと思います)

さて、やっと安定したので、電圧など調整する
あの有名ソフトを使ったのですが、エラー・・・・・・
まだ、6100は対応じゃないかなぁ
と考えるのも疲れてきたのでまた今度にします。。


1 コメント

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>コメント頂きまして (MG)
2006-04-16 23:36:14
最初はMobileSempronの能力を疑ったりもしていたのですが、

実際使ってみると、いわゆるAMDのCPUなのだと言われる機敏な動きが

明確に分かるぐらいだったので、結構衝撃的でした。

Turionを選択する方法もありますが、

クロック差を考えると、MobileSempronの選択も、

ありなのではないかと思いました。



操作ミスで、頂いたコメントを消去してしまいました。(汗

申し訳ございません。

Turion64+ノートが得意なスタッフに、

引き込まれた感じですが、

コストパフォーマンスの良さも入ってくると、

Coreに負けない魅力があるのだけどなぁ・・・

と思っております。
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