福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

四季2018年(4) 強烈な寒波 大曲の樹々は樹霜で真白に

2018年02月02日 00時53分07秒 | 季節の話題
 本日、大曲中通病院の診療応援であった。

 今朝も秋田地方は上空の寒気と放射冷却現象のために冷えた。秋田では-8℃程だったという。
 大曲駅に降りた途端、気温は秋田よりはるかに低く身震いした。大曲は内陸だから秋田より一層冷えるのが常であるが、今朝はいつもと異なっていた。

 大曲駅から見える風景、病院に向かうタクシーからみえる樹々が細い枝までほぼすべて真白であった。電線も真白であった。
 
 (大曲駅に正面口から見えた樹霜 電線にも付着 駐車場は地下水による融雪が効果的である)

 
 (タクシーから見えたしだれ状の細い樹木の樹霜 松には積雪 一部に路面が見えるが雪はなく乾いていた)

 昨日から雪は降っていないとのことだから、これらは樹霜なのだろう。
 樹霜は、厳しい冷気の中で空気中の水蒸気が樹枝などに付着したものである。霧氷と同じ原理であるが、樹木などに付着し層状に発達したものをこう呼ぶ。多くは寒冷地の山岳でみられ、蔵王や森岳等でみられる樹氷は樹霜が積雪と共に大きく発達したものである。

 大曲の雪の状況は秋田とはスケールが全然ちがう。住宅の屋根には50-60cmの雪が積もっていた。
 道路脇には除雪によって雪がうずたかく積まれ、信号の無い交差点では左右からの車が見えない状態。しかしながら、車道面には雪がほとんど無く、ワダチもなかった。大曲では除雪は路面ギリギリまでけずり取り取り積みあげる、と言う。秋田では除雪されていない道路が多く、雪とワダチで車がまともに走れない秋田の道路とは一線を画する。
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