映画で綴る鑑賞ノート

ドキュメンタリーを中心に、新作映画を楽しく語ります。
鹿児島弁のコーナーもあるよ。

クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!

2006年05月13日 | スクリーン
風間くんのママがぁ… ママがぁ…

※ ネタバレ 注意! ※

前半のあまりの怖さに、子供を本気で怖がらせてどうするの? と心配になりましたが、
わりと、子供さんたちは、笑うところで笑ってましたし、いらぬ心配だったようです。

“オトナ帝国” が、“笑う子供の隣ですすり泣く大人” 続出な映画だとすれば、
“アミーゴ” は、“笑う子供の隣で怖がる大人” 少々な映画でした。

それも大音響で観客をビックリさせるようなホラーではなく、
恐怖がじわじわと迫ってくるような、カーペンター風味の恐怖なんですよね。

画鋲が刺さるとこや、ナイフが刺さるとこも、痛さを感じますけど、
なんといっても、今回は風間くんのママに尽きるでしょう!

しかし、せっかく築き上げたこの怖い雰囲気を、
後半、サンバのリズムが綺麗さっぱり打ち消してしまいます。
ラストのサンバ対決が盛り上がらないんですよね~(笑)

サンバを踊るといっても、同じ動きの絵を繰り返してるだけだし、
“大人マンモス” とか、“ギャラン道” とか、どん引きでした。

もう、“オトナ帝国” や “戦国” の頃のような “クレしん映画” には、
出会えないのでしょうか。

クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!
★★★☆ 2006 日本
監督:ムトウユージ
声の出演:矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 こおろぎさとみ 真柴摩利
      渡辺明乃 田島令子 長州小力

追記

 エンディングに、なぜ、鈴木亜美を使わない! もったいない!


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