銅版画制作の日々

ゆっくりと更新して行きます。TB・コメントのお返しが遅くなると思いますが、宜しくお願い致します。

永い言い訳(2016)

2016-10-17 | 映画:シネコン

 妻が死んだ。
これっぽっちも泣けなかった。
そこから愛しはじめた。

東宝シネマズ二条にて公開日に鑑賞。本当は京都シネマで鑑賞しようと思っていたんだけど・・・・・。時間がなくて近場で鑑賞となる。もっくんが完璧に崩れていたな(笑)でも良かった!どうしょうもない奴を見事に演じていた。

 妻が亡くなった時に情事だったとはね。ほんまにどうしょうもないわ。

 愛さえ感じない妻への葬式に戸惑う幸夫。まさに悲しいものを感じる。

あんなにどうしょうもない奴が子供と関わっていくうちに人間らしさを取り戻していく姿が何とも微笑ましい。子供は大人と違って純真無垢だから、どうしょうもない大人を変える大きな力があるんだね。主人公幸夫にも子供があれば違っていたかもね。亡くなった妻がめぐり合わせたのかもしれないのかなとも思ったり・・・・。

 
子供たちも幸夫と同じく事故で母を亡くしていた。父親が仕事で面倒が見れないことで幸夫がその世話を買って出る。子供に接することに戸惑いながらも次第に彼らと一生懸命生きていく幸夫の姿が何とも愛おしく感じられた。


幸夫と同じく妻を亡くした子供たちの父親・大宮陽一、彼は本当に妻を愛していた。幸夫まったく正反対。中々妻の死を受け入れられず。

そんな陽一は人間臭くなんかいい感じ。幸夫とは違う。無学なのか?長男真平に少々呆れられているが、、、、。

 
真平君は聡明で勉強も出来る。良い中学に進学したくて塾へ通う毎日。そんな状況をサポートすることになった幸夫。今までとは違い子供らを通じ愛を感じ始めるんだね。父親代わりを一生懸命することになった幸夫、みるみるうちに今までの幸夫とは変わっていくんだ。いや感動!!

坂道を自転車で登り灯ちゃんを保育園へ送る幸夫の姿はまさに父親の姿だなと、、、、。あんなちゃらい男が子供や陽一と出会い変貌遂げていくのは本当に心打たれた。

 幸夫にとって大宮ファミリーはなくてはならない存在となる。そしてすさんだ心を変えてくれたのだと思う。

亡くなった妻が子供を欲しいと思っていたことを大宮ファミリーとのツゥーショットで初めて知るのもその後なんだね。亡くなってしまった妻のことをきっと愛を感じ始めるのもこの写真かもしれない。きっとこの事故や出会いがなければ愛を感じることはなかったのかもしれないなあと感じたのでありました。

あらすじ(allcinemaより)

人気作家の津村啓として活躍する衣笠幸夫。長年連れ添ってきた妻との間に子どもはおらず、夫婦関係も最近はすっかり冷え切っていた。ところがある日、その妻が旅先でバス事故に遭い、一緒に行った親友とともに亡くなってしまう。間の悪いことに、そのとき幸夫は不倫相手と密会中だった。後ろめたさは感じつつも、素直に悲しむことができない幸夫。そんなある日、遺族への説明会で、幸夫とは対照的に激しく取り乱す妻の親友の夫・大宮陽一と出会う。トラック運転手として働く陽一は、まだ手のかかる2人の子どもを抱え、途方に暮れていた。すると幸夫は自分でも驚いたことに、子どもたちの世話を自ら買って出るのだったが…。

もっくんこと、本木雅弘さんのダメダメ男、そして愛を感じる素晴らしい男性と変わる演技、本当に良かったです。大宮陽一演じる竹原ピストルさんも人間味あふれる演技で最高でした。そして脇を固める子供たち藤田健心君に白鳥玉季ちゃんも凄いですよ!

今回も西川美和監督、素晴らしかったです!!

解説(allcinemaより)

「ディア・ドクター」「夢売るふたり」の西川美和監督が、直木賞候補ともなった自身の同名ベストセラーを映画化したヒューマン・ドラマ。妻が不慮の事故で亡くなったにもかかわらず悲しむことができなかった主人公が、同じく事故で妻を亡くした男性とその子どもたちと出会い、彼らとの思いがけない交流を通じて改めて妻への愛と向き合い、人生を見つめ直していくまでの揺れる心の軌跡を、ユーモアをちりばめつつ、切なくも温かなタッチで綴る。主演は「おくりびと」の本木雅弘、共演にミュージシャンの竹原ピストル。

メディア 映画
上映時間 124分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(アスミック・エース)
初公開年月 2016/10/14
ジャンル ドラマ
映倫 PG12

オフィシャル・サイト
http://nagai-iiwake.com/

 

 

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私も見ました (きさ)
2016-11-06 10:17:28
西川監督は「ゆれる」以後全監督作品を見ています。
かなり精神的にイタイ西川監督の作風は必ずしも私の好みではないのですが、圧倒的な説得力と演出力で見せられてしまいます。
本作では本木雅弘主演で何とも共感できない主人公をこれまた圧倒的に見せています。
俳優陣もみな素晴らしく、始めて見た竹原ピストルの演技が素晴らしい。
子役の二人も演出がうまいのでしょうが凄いなあ。
ファンの黒木華が本木雅弘と大胆なベッドシーンを演じるのにびっくり。
いつもイタイ話で最後はなんともしれないもやもや感が残る西川作品ですが、今回は途中は相変わらずイタイですが、ラストに祝祭の感覚と救いが用意されているのはやはり3.11の影響でしょうか。

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