METALTEACHER Blog

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REFUGE LIVE AT SHINAGAWA PRINCE STELLAR BALL!

2016-03-04 23:01:04 | 日記
日本で「ジャーマン・メタル」と言えば、HELLOWEENの『守護神伝 第1章』『~ 第2章』を典型とする、疾走感と分かりやすいメロディを合わせ持ったドイツ人によるメタルを指すことが多い。少なくとも、80年代後半から90年代のメタル・シーンを知っている日本人ならば、当時、登場した「その手の」バンド名をいくつも挙げることができるだろう。
その中でRAGEというバンドは、メンバー・チェンジを繰り返しながらも、現在もなお第一線で活躍するベテラン的存在と言える。また、ジャーマン・メタルの中では比較的パワー・メタルに比重を置くことを基本としながら、中心人物のピーヴィー・ワグナー(Vo、B)以外のメンバーが交替する中で、少しずつ音楽性を変化させてきた。
彼らの黄金期を90年代前半までの3人組体制と考えるファンは多いだろう(個人的には、00年代にギターのヴィクター・スモールスキが導入したクラシカルかつテクニカルなフレーズも捨てがたい)が、今回、その黄金期のメンバー編成によるライブが実現した。
ライブを観ていて感じたのは、バンドの曲がこちらの身体に染みついていたということ。当時は、現在に比べて接するバンド数があまり多くなく、持っているCDやカセット・テープ(!)の数も少なかった。1つの作品を聴き込む時間が圧倒的に多かったのである。彼らの曲はどの時代のものも好きだが、やはり昔のナンバーは安心して演奏に身を委ねられる。確かに音はひと昔前のものだし、今後、このメンバーで続けてほしいとも思わないが。

バンドは6月に新体制によるアルバムを発売する。先行PVを観る限りでは、曲調は幾分ストレートに戻った感があるが・・・・・・。いずれにしても、今後も彼らの活躍を期待したい。

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