散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

横浜・5月29日(土)を散歩vol.3

2010年05月29日 | ☆横浜じゃん

山手から山下、みなとみらい地区にかけて、変化に富んだ表情を見せるのが横浜の魅力ともいえる。
その証拠に、絵になるところには、必ずといっていいほど、スケッチブックをひろげて絵を描く人や、三脚を据えてカメラのシャッターを切る人を見かける。

ちなみに今回歩いてみた道すがら、デジカメしてみた建物やモニュメントなどをご覧いただくことにしよう。

みなとみらい線、元町・中華街駅を地上に出ると、まず、中華街の東門・朝陽門が見えてくる。

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そこから、山下公園へ行くと、数多くの逸話を持つ日本郵船の貨客船・氷川丸が係留されている。

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日本大通から山手側が外国人居留地だったころの英国一番館が建っていた辺りに、当時の主要輸出物だったシルク(生糸)を記念して建てられたシルクセンタービルがあり、その横に銅像と立派な桑の木が立つ。

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道路を挟んで、開港広場がある。
ここに上陸したペリーと幕府との間で、日米和親条約が締結され、手前の丸い物がそのモニュメント。
奥の特徴のある建物は、海岸教会で、絵的には春の桜が咲く頃がいい。

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また、道路を挟んで見える建物は、横浜貿易協会ビルで、人気のデートスポット・レストランスカンディアがある。
戦後、BC級戦犯の裁判所として使用され、歴史上、大切な生き証人的建物でもある。

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開港広場の隣には、横浜開港資料館があり、一部しか公開されていないが、旧英国領事館の建物がある。

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時間があれば、大さん橋まで行って、芝生でくつろぎたいところだけれど、象の鼻パークから赤レンガ倉庫へ向かう。
象の鼻パークは、開港場となった横浜に設けられた波止場の防波堤が「象の鼻」に似ていることから名付けられ、開港150周年を記念して整備し公開された。

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トランプになぞらえて、県庁をキング、税関をクイーン、開港記念会館をジャックと、横浜に上陸した外国人船員たちは、目印として呼んだ。
その特徴的塔屋を持つ建物は、建築の由来を知るだけでも面白い逸話がある。
以前は、3塔を一度に見ると幸せになれると、都市伝説などを作ってPRしていたが、その効果を検証されたと聞かない。
これをご覧の方で、幸せになったという方は、ぜひ書き込みをお願いしたい。

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目を転じると、目の前に赤レンガ倉庫の建物が見えてくる。


ここは、山手・山下と、みなとみらいの中間地点に位置しているせいか、いろんな人々が交差する。
コスプレ写真撮影に訪れた人。
これから、仲間たちが続々と集まってくるんだろうか?

と、思えば、和装で日傘の女性の一団が現れた。
なんとなく、凝った装いで来てみたい場所が横浜であり、赤レンガ倉庫なんだろう。

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みなとみらいに向かわずに、万国橋を渡ると、国の合同庁舎(旧生糸検査所)の建物の手前を折れる。
すると、海岸通りに面して、パルテノン神殿を思わせるかのような列柱の並ぶ日本郵船ビルがある。

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そこをJR関内駅方面に出たところに、横浜銀行協会ビルの建物が建つ。
横浜が日本の貿易の窓口だった頃、金融の要であった位置づけを示す建物でもある。

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そして、県立歴史博物館(旧横浜正金銀行本店本館)。
ここにも、列柱を思わせる設計が外壁に施されている。
銀行の建物だけに堅牢に造られ、関東大震災にも、戦災にも耐えた。

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いちばん気に入っているモニュメント「財布をくわえた犬」。
商工中金ビルの植込みにある。
このモニュメントを置くことを決めた方のウィットというかユーモアに敬意を表したい。

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あちこちと歩いて気づいたこと。
先を急ぐビジネスマンは別として、観光地として多くの人が行き来する場所は、横浜らしくて、ロマンチックで開放的、海もきれいになったし、空気だって清々しい。

これを何とかコーディネートして、横浜に来る人たちに、ゆっくりのんびり楽しんでもらえたらいいな・・・と思うのだが、10年の経過は、とりかえしのつかない時代に突入していることに、最近つくづく身にしみて感じている。
10年前なら、情報を取るのも、相手とのやりとりも、現場へ行って、直に面談していたのに、今は何でも I T 化とやらで、インターネットで情報を得、すぐ隣りにいる人とでもメールでやりとりする。
調査だ、報告だと、メールを通じて矢の催促、おかげで1日中パソコンとにらめっこして終わってしまう。

どおりで、どこのホームページも質は落ちるばかり、どれをみても薄っぺらい。
かくいう私も、ホームページの手間のかかることに閉口して、今はこうしてブログを書き込んでいるけれど、これだってデジカメして、直に情報を得、内容をできるだけ整理して、UPするのに数時間を費やしている。
だから、手軽なツイッターなるものが流行る訳だ。

我が“横浜じゃん旅行社”も、再び関内へ移転して来たのだから、シンプルで見やすいホームページをつくり、それをご覧になって横浜へ訪れた人たちに「来て良かったな」とお褒めをいただくようなコース案内をしてみたいものと願っているが、現実は、思い通りにはいかないものなんだな・・・。


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