「第一容疑者６ 死者の香水」

線路脇の土手で、ゴミ袋に詰められた女性の死体が発見される。遺体を見たテニスン
（ヘレン・ミレン）は、以前に自ら解決した連続殺人事件で、6人もの命を奪ったマーロウの
手口とそっくりなことに気づいて驚く。何者かによる模倣殺人か？ いや、ひょっとして
マーロウは無罪なのか？ 事件解決の手がかりは、死体にかけられた香水のみだった・・。


いつもテニスンらしさはあるんですが、今回はいつもに増して
テニスン節炸裂でした。信念を曲げない、上司や回りに嫌がられようと、
自己流を貫く。見ててスカッとしましたが、主人曰く（これまでは
言わなかったけど）、こんな上司や同僚がいたら、回りはやりにくい
だろうなぁ～・・とポツリ(^^ゞ　確かにねぇ、と思うものの、
私は私で、こうでなくっちゃ！と大満足の展開でした。
主人も、そういったからって今回のドラマが面白くなかった訳じゃなくて、
かなり満足だったようですけどね(^―^* )

今回は、珍しく第一話のお話に絡んでいて、その一話目を見てないと、
ちょっとわかりづらいところがあるかなぁというものでしたが、
見た私もかなり忘れてるところもあったので、見てなくとも充分楽しめると思います。

その一話目に出てきた、犯人マーロウ。彼が犯した犯罪と、全く同じ事件が
起きるんです。これは模倣犯なのか、それともマーロウは犯人じゃ
なかったのか？あれは冤罪で、今回の犯人とかつての事件は同じ犯人によって
行われてるのか?と、そこがメインのお話でした。で、一体どうなのよ？と、
手に汗握って見続けました。今回も４・５に引き続き100分ほどの短い
テレビ映画となってましたが、見応えは充分！
　
例によって、テニスンに合わない同僚・ミッチェル警部が出てきて、
テニスンを無視したり意地悪するし、彼の部下もテニスンに冷たい。
こういう状況でこそ彼女の彼女らしさが出てくるわけで、その設定だけでも、
ワクワクしちゃいました。それに今回は、私の大好きなハスコンズが大活躍。
彼の可愛い双子（？）の娘さんたちも映って、まぁ嬉しい♪でした。

どうも、次回作以降、ハスコンズ＝リチャード・ホーレイの名前がないので、
出てこないのか？！とガッカリしてるところなんですが、今回見れるのが
最後かも・・と思って、彼の出てるシーンを目に焼き付けましたです＾＾　
今回はテニスンはもう誰も信じられない状況に陥るわけですが、
その時ですらハスコンズは信じるという態度を示すんですよね。でも・・・
というところが、これまた良かったんだなぁ～。

テニスンには、今回はまた恋人がいて、その恋人とのやりとりが
面白かったです。人を疑わないで生きられないのか？という彼。
彼女は仕事柄、それは出来ないという・・。この二人のシーンをいろいろ
見て、テニスンは恋人と、いわゆる普通の生活を送ることは、やはり
難しいだろうなぁ～・・と実感。でも、これからも、彼女は彼女らしく
ずっと生きて行って欲しいと思いましたわ。

ラスト、パーティが開かれるシーンがあり、そこでのテニスンは
綺麗でした～♪ドレスも素敵でしたし。男性も皆さん正装。
ハスコンズさんも正装姿で、これまた素敵でしたわ～(*^^)v　
このパーティの、ラストのラストになってまで、テニスンはテニスンらしさを
失わず(^^ゞ　見事な台詞と態度で、やっぱこうでなくっちゃね～！と大満足。
でも、今後のことを考えると・・。う～～ん、どうなんだろう。
早く次が見たいです！
個人的お気に入り度4/5

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