心の栄養♪映画と英語のジョーク

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「バイバイ、ママ」

2006-11-12 | 映画「は」行
バイバイ、ママ

アートポート

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個性的な両親によって放任主義で育てられ、孤独な少女時代を
過ごしたエミリー(キラ・セジウィック(子役=ソシー・ベーコン)。
大人となった彼女は、自分は子どもにすべての愛情を注ぐと
決意する。そして自ら望んでシングルマザーとなり、待ち望んだ
我が子ポール(ドミニク・スコット・ケイ)を誰の干渉も受けることなく
自分一人で大切に育てていく。外部との接触を断ち、ポールとの
2人だけの世界を守ることに専念するエミリーだったが・・・。

ケヴィン・ベーコン初監督作品&彼の家族が総出演、ということで
すごく楽しみにしてた映画です。
ケヴィン・ベーコン自身も、主役エミリーのお父さん役でも出てますし
奥さんキラ・セジウィックが主演、長女が主役エミリーの子供時代の役
息子がポールの近所の友達としてちょっとだけ出てましたし、
彼の家の愛犬も^^ お兄さんが音楽を担当。勢ぞろいですね(^^ゞ

で、肝心の内容ですが、子供だけが生きがい、という親も
ときどきいますが、エミリーの場合はそれ以上で、子供が世界の
全て・・と言う感じ。外部との接触を絶って息子ポールとの2人だけの
世界を守ることだけに専念してるんですよね~。
でも、6歳になった息子は徐々に学校の友達の方が良くなる、
外の世界が楽しくなる・・・ということで母エミリーはだんだん
おかしくなっていってしまう・・・。

異常な母の愛ではあるんですが、わかる、と言いたくなるところもありました。
彼女の場合、働かなくても生活できるということも大きな要因だったでしょうが、
本当に子供にちゃんと付き合ってあげるんですよね。
壁にペンキで絵を描くシーンがあるんですが、すっごく楽しそう。
汚れる、だとか 後片付けが面倒だ、とか後先のことを考えずに
あんな風に子供と付き合えたら、子供と遊べたらどんなに親も子も
楽しいだろう、良いことだろう・・・と思ったりもしました。

初めてエミリーの本意ではないものの、ポールが学校に行った時
心配で心配で・・・という気持ちもわかりました。
(普通それは幼稚園とか保育園の初登園で済ます親の気持ちなんですが。)
ただこの映画の母エミリーの場合は行き過ぎ・・・。
子供はやはり子供同士の方が良い時もたくさんあるし
友達は絶対に必要。外に出て行くものなんですよね、子供って。
エミリーはその生い立ちにもこの行動や精神状況が影響してるわけですが・・・。

全身全霊で子供のために、いや、自分と子供のため、結局は自分の
望み通りにするために生きる。。。
子供はペットとは違う、でも可愛い、でも子供のためには・・・ということを
いつも考えて育てていかなくてはいけないし。
ふぅ~、母親って難しい。(あ、父親も、ですね(^^ゞ)

なんか、とても心に残る映画となりました。

個人的お気に入り度3/5


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふ~~ん (jester)
2006-11-12 17:51:22
これ、こないだレンタル屋さんで借りようかな・・・と思いつつ、なんとなく怖そうとおもってやめたのでした。
母親の狂気のような愛、みたいなテーマなのかしら、なんて思ったもので。

でもいろいろ考えさせてくれる映画なのですね~今度借りてみます♪
母の気持ち・・・ (小米花)
2006-11-12 20:10:13
母の気持ちは分かりますね!
ただしエミリーは行き過ぎ~。

でも子育て放棄なんてのに比べたら、同じ狂気でも応援したいです(笑)。
世の男ども、君たちの受けた愛を知ってるか~?って言いたくなるような・・・(爆)。
TBさせて頂きました。
いい加減がいい加減 (nakko)
2006-11-12 21:21:16
わたしの使っている教材BBカードを作っている会社が
よく「いい加減がいい加減」だといいます。
きちっきちっっとしていると息が詰まる。
教え込むより、いい加減がいい加減だと・・・。
母親もそうですよね。
溺愛するも過ぎたるは及ばざるが如し・・・なのでしょうか・・・。
もうすぐ小学校卒業だというのに、未だに次女を赤ちゃん扱いしてしまうわたしです。(^^;;
楽しいのよね、そういうのって・・・。困っちゃう。
jesterさんへ♪ (メル)
2006-11-12 23:49:46
確かにこれちょっと狂気の世界でもあります。
なので、好き嫌いが分かれる作品だと思います。
息子がとても素直で、素直すぎる!と思ったり
納得できないところもありましたが、そうそう!と
母の気持ちがわかる部分もあったり。
私は結構好きなタイプの映画でした^^
やはり小さい時のトラウマみたいなのが、大人になっても関係してるんだな、とか、母親の気持ちなど、考えさせられるところもありました。
絶対お勧め、と言うほどではありませんが(^^ゞ
よろしければご覧になってみてください♪
小米花さんへ♪ (メル)
2006-11-12 23:53:47
ですね、母としての気持ちはすごくわかります。
が、行き過ぎですね。
私はやりたくてもここまでできない・・・と思いました。時間的にも、物質的にも、気持ち的にも、ここまでやってあげたくてもできないって言うか・・・。

そうそう!小米花さんが書いてらっしゃる通り!
世の男どもに、自分たちが受けてきた愛の深さを知ってるか~?!!って言いたくなる感じ、しますします~(笑)

TBどうもありがとうございましたm(_ _)m
nakkoさんへ♪ (メル)
2006-11-13 00:18:11
そうですね~、いい加減が良い加減なのかも^^
一生懸命は良いことなんでしょうが、それも過ぎると
お互い息が詰まってきますもんね~。
溺愛はまずいですね。
この映画の場合、ただの溺愛というよりも、
自分のための溺愛だったりしてるので、余計に悲惨なことに・・・。
自分がしてもらえなかった子供時代のトラウマが
大人になってからどーっと来ちゃった感じ。
子供がすごく欲しいけど、旦那はいらないってことで、最初はだれかれかまわずやりまくり(^^;;)
さらには人工授精もしまくり(?)
そして最終的にはやっと子供を授かるわけですが
すべて自分のエゴから来てるので、すごかったです。

でもやっぱり子供は可愛いですしね~(^^ゞ
この、ジレンマは永遠に続くのかも・・と思ったりもしました♪
お互い適度に可愛がり、適度に子離れし、親離れしてもらえるように努力いたしましょう(笑)
結構ダーク (せつら)
2007-02-04 19:35:06
メルさん今晩は!

結構ハードな作品でしたね、自分の育った環境がそのまま
子育てに影響されると言いますよね、たとえば虐待を受けて
育った母親は自分の子供に対しても虐待をしてしまうといわれ
てるしそういう意味でもエミリーの幼少時代がそのままポールに対する
異常な愛情に育ったんでしょうね、親が子供を心配するのは当たり前で
今では特に子供が犠牲になる事件が多発してるので子供が心配で
たまらないという気持ちは誰でも持っていると思うけど
エミリーは度が過ぎるよね、でも反対に自分の子供を虐待した上に
殺してしまう親もいるわけだし・・・子供は親のおもちゃじゃない
またずっと子供のままでいることもないわけだしどこかで
子離れしないといけない、そのタイミングも難しいところですよね

エミリーの子供時代の子が実の娘だったって言うのがちょっと
びっくりでした。
なかなか味のある雰囲気で気に入ってたのでこれから女優を目指すのかな?
べたべた夫婦が町を歩いていて後ろをゾンビ歩きでついて行ってるシーンが
好きです。
せつらさんへ♪ (メル)
2007-02-05 08:24:04
ほんとですね、いつかは子離れしなくっちゃいけないし、子供も当然親離れして、自分で生きて行かなくてはならないんですもんね。
そのタイミングって、ほんと難しいですよね。
でも、普通(?普通って言うのがまた問題だけど(^^ゞ)にしてれば、反抗期を経て、だんだんと子供は親を離れ、親も子供の事永遠に心配だけど、憎たらしいな、なんて思ったりもして(笑)徐々に離れて行く事ができますよね。
この映画の彼女の場合は、やはり生い立ちに問題ありだったので、それが「普通」にいかなかったんですよね~・・・

そうそう、エミリーの子供時代の女の子、なかなか
味のある良い演技してましたよね♪
さすがケヴィン・ベーコンの子!って感じ?!^^
あ、ケヴィンだけの子じゃないですね、お母さんもこんな立派な女優さんなんですから、将来が楽しみですよね♪
TB&コメント、どうもありがとうございましたm(_ _)m