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「TSUNAMI 津波」

2008-06-29 | 映画「た」行
TSUNAMI 津波

ワーナー・ホーム・ビデオ

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2004年12月25日。タイ南部のリゾート地、カオラック・ビーチにあるホテルにクリスマス休暇で
イギリスからやってきた2組の家族。カーター家はイアン(キウェテル・イジョフォー)と妻のスージー
(ソフィー・オコネドー)、6歳の娘マーサの3人家族。もう一組はピーボディ家で、ジェームスと妻のキム
(ジーナ・マッキー)、息子のジョアンとアダムの4人家族。翌26日の朝妻スージーをダイビングに
送り出したイアンは、娘のマーサとビーチで遊んでいた。浮き袋を取りに行こうとしたときに、突然
地面が揺れだす。ビーチの方を見ると巨大な波が襲いかかって来ていた・・・。



2004年12月に発生した、スマトラ島沖地震およびインド洋大津波の
取材と証言を基に描かれたテレビ映画。
BS2で1部と2部に分かれて放送されてたんですが、
それは見そびれて(というよりも、放送されてたことを知らなかった)
今回DVDで鑑賞。

上記あらすじの2組の家族の話しとともに、彼らが滞在していた
ホテルの従業員タン(サムリット・マキエルセン)と新聞記者のニック
(ティム・ロス)と同僚のカメラマンのチャイ(ウィル・ユン・リー)、そしてイギリス
大使館員トニー(ヒュー・ボネヴィル)と現地教育支援ボランティアのリーダー・
キャシー(トニ・コレット)が、それぞれそのとき何をしたか、何が出来なかったか、
そしてどんな風に感じていたかを丁寧に描いてあるドラマでした。

上に書いた人たちの、ある種群像劇となっていて、それぞれの人たちの
大津波後の混乱、家族を失った悲しみ、家や土地まで失った現地の
人々のこと、それぞれが重く真実味溢れて描いてありました。
決して大げさにではなく。

2組の家族の事は勿論、現地の住民タンの話がとても心に残るもので
おばあちゃんを亡くし、家をなくし、先祖代々住み続けてきた土地を
簡単に政府がリゾート会社に売ってしまって乗っ取られてしまう・・・
そこに一番合点が行きませんでしたし、どこに怒りをぶつけたら良いのかと
とても悲しい気持ちになりました。

遺体を焼いている!!!とパニック状態になるカーター、そして
同じくそれは絶対に許されないと思っているジャーナリストのニック。
キリスト教徒は絶対にそんなこと許されない、と叫ぶんですが
ニックの同僚カメラマン・チャイや現地の人タンは、肉体は焼いても
魂はちゃんと残って・・と仏教の教えを述べる・・そしてなによりも衛生上
焼かねば・・・と。さらに、僧侶に対して・遺体に対して、
酷い態度に出ようとするニックをチャイが諭したり・・と、
そういう宗教の違いを描いてある部分もとても印象に残りました。


役者さんたちみんなとても好演でしたが、特に一応主役のような
立場だったキウェテル・イジョフォーの演技がとても良かったです。
あと彼の妻のスージー役のソフィー・オコネドーも上手かった!
ハイエナのようなジャーナリスト役でしたが、徐々に正義感を
取り戻していく様子を上手く演じていたティム・ロスも存在感ありました。
 
 
1部と2部に分かれてたちょっと長いTVMでしたので
映画として見たときには、ちょっと中だるみの部分も無きにしも
非ずでしたが、とても良く出来たTVMでした。救いのないエピソードが
多い中、ちゃんとお涙頂戴ではなくて、死体に群がるマスコミや、人の
不幸で金儲けをしようとする人たちとか、本国政府がどうのこうのと
言ってるだけの役に立たない役人とか、すべてを否定的に描くだけじゃなくて、
ちゃんと公平な視点で描いてあったので、そのフラットさが良かったです。

死者・行方不明者22万人以上。被災者数は500万を越える、
そして被災者の復興支援および被災者支援は今もまだ続けられている。

この過去は誰にも変えることができないけど、これからを見据えて
人災の部分をどれだけ少なくできるのか、まだまだこの出来事を
過去の物として片付ける事が出来ない、とつくづく感じました。

個人的お気に入り度3/5
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
丁寧なレビューありがとうございました (みるみる)
2012-02-06 02:37:25
なかなか検索してもレビューがなくて観終わった後探しました。ほかにも22万人のストーリーがあるのでしょうね。映画を観ていると知らぬうちに我が子の寝顔を撫でていました。

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TSUNAMI 津波 (悠雅的生活)
2004年12月。タイのリゾート地、カオラック・ビーチに、その波がやってきた・・・