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「アフター・ウェディング」

2009-01-12 | 映画「あ」行
インドで孤児たちの救援事業に従事するデンマーク人、ヤコブ(マッツ・ミケルセン)。運営している
学校の財政難に頭を悩ますヤコブのもとに、デンマークの実業家ヨルゲンから巨額の資金援助の
申し出が舞い込む。そして面会したいというヨルゲンの求めに応じて、久々に故郷デンマークへと
戻ったヤコブ。面談を無事終えたヤコブは、ヨルゲンから週末に行われる娘アナの結婚式に強引に
招待され、断り切れずに出席することに。ところが、そこに待っていたのは思いがけない人との再会、
そしてさらなる衝撃的な事実だった。あまりのことに激しく動揺するヤコブだったが・・。


先日見た「ある愛の風景」に続いて、この映画も同じ監督スサンネ・ビア作品。
まず思ったのは、二つの映画、そして以前見た「しあわせの孤独」、全てに
男性が泣くシーンがありました。特に最近見たこの2本とも、女性に(妻に)すがって
夫が泣く・・というシーンがあり、女性の母性と愛を求めている男性像というものが
彼女の作品の中にはあるのかも・・と思いました。

さらに共通してあったものは、普通の生活をしていく中で
突然訪れる事件・事故・出来事が描かれていて、平穏だと思って暮らしていても
いつ何時不幸な出来事、思いがけない出来事が起こるかわからないよ、って
教えてくれているようでもありました。
今回のこの作品は、それにプラスして父親の気持ち・父性についても上手く
描かれていたと思いました。

偶然結婚式で出会う事になってしまった本当の父親と娘。
そしてかつて付き合ってた彼女・・あまりにも偶然過ぎるでしょ、と感じる冒頭。
でも、仕掛け・・というほど大げさじゃないけど、必ず“なにか”あるだろうと
思って見ていたわけですが、やっぱり今回もそこに“なにか”がありました。

リッチな実業家ヨルゲンとその妻へレネ、この夫婦の娘アナ、
そしてアナの実の父親ヤコブの主要4人の登場人物のアップが多く映され、
細かな表情や目の動きなどで、彼らの心情を表すという描写が
これまた逸品でした。

「しあわせな孤独」でいいなぁと思った俳優さん二人、マッツ・ミケルセンは
今回の作品に、そしてニコライ・リー・コスは「ある愛の風景」に出演。
どちらも監督さん好みの俳優さんなのかな~と思いましたが、私も好み^^
特に今回出演のマッツ・ミケルセンは「007/カジノロワイヤル」でも
素敵でしたけど、彼の持ってる雰囲気が好きなんだなぁ。

いろんな意味でとても良かったこの映画。
でも、できればマッツ・ミケルセン演じるヤコブが、かつてはへレネが
言うところの“どうしようもない男”だったのに、今こういう風にインドで
完璧にボランティアのような仕事をするようになったか・・というところが
全くなにもわからなかったので、そのあたり
もうちょっと知ることが出来たらなぁと思いました。
まぁそれがなくともこの物語の核のお話にはほとんど関係なかったんですけど。

インドとデンマークとの風景の対比、そして確かに一般的に見れば
デンマークの方が美しく綺麗な街並みで、経済的な格差もありありとわかるような
デンマークでもリッチな家庭とインドの孤児(?)たちの対比。
でも、だからってどちらが幸せなのかということは決められないんだということ、
人は誰かの所有物ではなく、本来自由であるべきだと言うことなども、
さらっと入れてあって上手いわ~と思いました。

鑑賞中も鑑賞後も、上記4人の主要な人物たちの心情を反芻しつつ
どの人にも少しずつ感情移入しつつ(でも、とても私は真似できない・・と
思ったヨルゲンの行動。胸を打ちました。)
人間の死は避けられないけど、人の優しさと可能性と温かさに触れられたし
やるせないけど希望があるよね、という気持ちにさせてもらいました。

それにしても予告編はちょっと余計なところを流してたなぁ~・・と、
そこのところが残念でした。あの一つのシーンを見ないで見たかったなぁ。

個人的お気に入り度4/5

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6 コメント

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いい映画ですよね (なな)
2009-01-13 21:54:44
そうそう,そういえばこの監督さん
男性が号泣するシーンを入れてるね~
女性にすがって泣くのばっかりだし・・・
男性が号泣って,感極まった・・・という感じで
それだけ濃い人間ドラマを描いているのでしょうね。
ヤコブが昔はいい加減な男だったというのは
確かに現在の彼を思うとちょっと不自然ですね。
ヘレネと結婚しなかった理由づけだけのために設定したのかも。
葛藤したり動揺したりする人間の表情を撮るのが
相変わらず上手かったですね~。
すっかり忘れてる‥ (はるはる)
2009-01-14 08:29:07
記事を拝見して何かコメントを‥と思って、自分の記事を読み直したりしたのですが、あらあら、いろいろ忘れてる!
今でも印象に残っているのは、殆どがロケのようで、センスのいい色合いの街並みや衣装が見事で、やはりヨーロッパの映画は落ち着いているなぁと思いました。アナとヤコブがレストランのテラスのようなところで初めて2人だけで会ったシーンも、色調がきれいだったなぁ。
メルさんご立腹の予告編も記憶にないので、ぜひ観なくちゃ(笑)。
ななさんへ♪ (メル)
2009-01-14 08:45:15
そうなんですよね~、必ず男性が号泣するシーンが・・。
女性監督ならではの男性の見方が入ってるのかもしれませんね。
普通女性が泣くものだけど、男性も案外
弱いものだよ、女性が男性を母性で・愛で助けるということもあるんだ、というようなことを
表現したいのかな~・・と思ったりしました。
いざって言うときに、案外強いのが女性だったりもしますし(^_^;)

>ヤコブが昔はいい加減な男だったというのは
確かに現在の彼を思うとちょっと不自然ですね。
ヘレネと結婚しなかった理由づけだけのために設定したのかも。

そうなんですよ~。そこんところがよくわからないなぁ~・・と。
でも、仰るとおりヘレネと結婚しなかった理由付けのために設定したことだったかも・・ですね。
飲んだくれてて、ヘレネの姉妹とも関係を持ち・・っていうのと、この責任感もあり、子供たちをボランティアで助けてる、愛情もたっぷりある男性・・というのがなかなか結びつかなかったんですけどね(^_^;)

でも、ほんとに良い映画でしたよね~。
人間の弱さや葛藤・動揺を巧く表して
映像もそれを強調する上手い撮り方ですし
やっぱりこの監督さん凄いですよね。
はるはるさんへ♪ (メル)
2009-01-14 09:14:17
はるはるさんご覧になってたんですね~。
すいません、すっかりはるはるさんのこの記事を
飛ばしてました(^_^;)

そうそう、ロケシーンがとても綺麗でしたよね。
インドとデンマークの街並み、それに家や
調度品、様々、いいわ~~と思えるものでした。
あんなホテルに泊まってみたいわ、とも思ったし^^

はるはるさんが書いてらっしゃる、そのレストランも良かったです。
落ち着いた雰囲気だったし、色調も綺麗でしたね~。

予告編ですが、重要な事実が完全にわかっちゃう内容のシーンが流れるんですよね~。
だからヨルゲンがどうなっちゃうのか
すでにわかって見ちゃってるわけで
それがわからず見たら、どんなにか良かったか・・と思ったのでした(^^ゞ
ミチ (ミチ)
2009-01-14 15:41:42
スサンネ・ビア監督、いいですよね~。
「アフター~」と「ある愛の~」を連続上映してくれた地元ミニシアターに感謝です。
どちらもとてもよかったのだけど、見た直後の興奮度は「アフター~」が高くて、印象に残ったので、年間ベストテンにも入れちゃいました。
ミチさんへ♪ (メル)
2009-01-15 08:24:09
ほ~んと、スサンネ・ビア、良いですよね~♪
この監督の作品も安心して見れるなぁと
つくづく思います。
そちらでは、ミニシアター系でも放映してくれて良いですね~。
こちらは一つシネコンができたとはいえ、
ミニシアター系は無理っぽいです(涙)
私も立て続けに見て、こちらの方が見た直後の興奮度と感動度は高かったです。
先日「悲しみが乾くまで」も見たんですが
見終わった直後の興奮度は一番高かったかも。でも、余韻が残る・・という意味では
この映画と、ある愛の・・の方がずっとありました。

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