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「9000マイルの約束」

2009-07-12 | 映画「か」行
第二次世界大戦中、捕虜となったドイツ人中尉のクレメンス・フォレル(ベルンハルト・
ベターマン)。戦争終結後、戦争犯罪人として他の3000人の捕虜とともにシベリアへ
送られる。途中までは鉄路で、そして最後は徒歩で、極寒の地シベリアへ。飢えと寒さで
3000人いた仲間は3分の1にまで減っていた。彼らを待ち受けていたのは、氷の砂漠に
囲まれた鉛鉱山での苛酷な強制労働だった。愛する家族に再び会いたいとの強い思いが、
フォレルを不可能と思われた脱走へと駆り立てる。一度は失敗する彼だったが、ドイツ人医師
(ミハエル・メンドル)の協力でついに収容所からの逃走に成功するが・・。



いやはや、すごく過酷な脱走劇。
これが実話が基になってるということなので、尚更驚きです。
158分と長いので、どうかな~・・って思ったんですが、
脱走までがちょっと長いかなぁと思ったものの、全体的には
時間の長さを感じさせないものでした。
次々と起こることに目が離せなかったですし、そして次は何が
待ち受けてるんだろう?、無事たどり着けるんだろうか?と
最後まではらはらしながら見ることができたので。

多分、映画にするときに付け足したものもあったのかもしれませんが、
突然現れる動物、人物たちには、驚かされたり、捕まらないで!と
願ったり、良い人でありますように・・と思ったりもしたし、
本当に親切な良い人たちにも出逢ったり、脱走してからは、
過酷すぎるロードムービーとなっていて、そこがやはり一番の見どころ。

シベリアに送られるところ、そして雪原の中を延々と歩かされるシーンでは
「ひまわり」を思い出しましたが、あの映画よりも悲惨さが漂っていました。
そして捕虜となってからの、本当に過酷な労働。食べるものもろくに
与えられず、ひたすら鉱山で働かされる彼ら。
病気になったり怪我をしたり、さまざまな苦難がまってましたが、
クレメンスがあることから病気になって、医務室に入って、
そこで出逢ったドイツ人医師のエピソードにも、グッと来るものがありました。
その医師のお陰で彼は脱走に成功。

ラストで、その医者に頼まれたことをしないで終わるのが、
ちょっとなぁ~・・と思ってたんですが、特典映像で、カットされた
シーンの中に会話としてですが出てきて、ちょっと安心したりもしました。
が、やっぱり本編にそのあたりもしっかり入れて欲しかったです。
でも、そうするとさらに長くなるんですよね~(^_^;)

こんな風にシベリアに送られた人たちは、本当に多かったでしょうし、
日本兵もたくさん送られてますよね。話には聞いてましたが、こうやって
映像でシベリアでの過酷な労働を目の当たりにすると、どれだけ
苦しかっただろう、どれだけ望郷の念に駆られただろうと、想像に
難くありませんでした。

最後の方に出てきた、彼を故郷への道へと手助けするポーランド系ユダヤ人の
エピソードも印象的でした。クレメンスが同胞を大量に虐殺したドイツ人(兵)
であるのをわかってて手助けする。「何故?」と問うクレメンスに、
彼はもしも生還できたら答えを自分で見つけるようにと諭す部分。
なかなか意味深長でした。

彼の生きて故郷に戻りたい、家族に会いたい、という執念には頭が下がったし、
さらに彼を追いかけるロシア兵の中尉の執念にも驚かされました。
たった一人の脱走兵をあそこまで追うのか?と疑問にすら思うくらい。

中には本人(クレメンス)が知り得ない内容も映画のエピソードに
入っていたので、そのあたりは脚色されて作られたんだろうなぁって
思いましたが、特に気にならない程度でしたし、この壮大な脱走劇の本質は
良く出ていた映画だったですし、なかなかの見応えのある作品となっていました。
ラストで一番感動するかな?と思ってたんですが、一番グッときたシーンは
脱走する直前の医師とクレメンスの、目と目だけで交わす会話の
部分だったかなぁ。

シベリアに送られるまでの雪原の風景も凄かったですが、彼が脱走してからの
シベリアの地の自然の厳しさと美しさも存分に出てましたし、様々な人に
出会ったクレメンスを通じて、人は一人では生きていけないということを
痛感もし、人の優しさや本質など、いろいろなことを感じる事ができる
作品になっていました。

個人的お気に入り度3.5/5

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4 コメント

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凄かったですよね~ (はるはる)
2009-07-15 15:15:14
既に記憶が薄くなってしまいましたが、ロシア兵中尉がしつこかったですよねぇ‥。

先日「脱出記」という本を読んだのですが、この本もなかなか凄かったです。「家に帰りたい」という気持ちを抱き、シベリアから逃走した人が何人もいて、何人かは成功していたことに驚きました。人の力って想像を絶するもので、「不可能」なことはないと思います。
http://www.amazon.co.jp/%E8%84%B1%E5%87%BA%E8%A8%98%E2%80%95%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%BE%E3%81%A7%E6%AD%A9%E3%81%84%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%9F%E3%81%A1-%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%84/dp/4789726304
はるはるさんへ♪ (メル)
2009-07-16 08:06:36
ほんと、あのロシア兵中尉のしつこさったら、もう信じられない!!!でした。
主人なんて、あんなところまであんな風に追いかけてくるなんて、よっぽど暇なんだなぁって言ってましたわ(^_^;)
脱走したことが絶対に許せなかったんでしょうねぇ。
執念の人になってましたよね。

「脱出記」のこと、教えてくださってありがとうございます!!!
さっそくリンク先観てみましたが、ほんと面白そう!(といっては語弊があるのかもしれませんが)
集団で、それもインドまでだったんですねぇ・・。
これは実話を基に・・と言いつつも映像で見せてるので、いろいろ実際と違ったところもあるだろうけど、本の方はもっとリアルに伝わって来そうな記がしました。
もう中古品しかないんですね。
でも安い^^嬉しい^^
今読む本がちょうどなくなってるので、これから注文しようと思っています♪
楽しみです!ありがとうございます(*^^)
初めまして! (オカピー)
2009-07-20 14:19:28
暫く前からよくお邪魔しておりましたが、コメントはできずにいました。

割合採点傾向や作品への感想が似ているようながしていたので、いつかはコメントしないと思っていましたが、記事を書くのに一生懸命でして・・・

実は昨日3週間の入院生活を終え、気分爽快のところで、コメントしてみました。

今後とも宜しくお願い致します。


>ロシア兵中尉のしつこさったら
あはは。僕もちょっと疑問になりましたよ。
オカピーさんへ♪ (メル)
2009-07-21 08:39:37
こちらこそ、TBでは散々お世話になっておりますm(__)m

ごめんなさい、入院なさってたこと、今回初めて知りました。
大変だったですね~・・・。
気分爽快のところで・・とのことなので
もうすっかり回復なさったんだろうと、少し安心しておりますが、暑くなってきてますし、くれぐれも無理をなさらないように、ご自愛くださいませ。
そして、今後ともどうぞよろしくお願い致しますm(__)m

で、この映画ですが
ほんとにあのロシア兵中尉はしつこかったですよねぇ!
あんなにしつこくしつこく追いかけてたら、あのシベリアの抑留地は彼がいなくてホッとしてたりして(^_^;)
そうとう暇?蛇のように執念深い??などといろいろ想像しちゃいました(^_^;)

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