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「大阪ハムレット」

2009-08-05 | 映画「あ」行
突然父親が亡くなってしまった久保家。ほどなく、その父の弟だという叔父さん(岸部一徳)が
同居し始めた。なぜかそれをすんなりと受け入れる母親(松坂慶子)。一方、戸惑いを隠せない
三人の子どもたち。しかし、彼らは彼らでそれぞれに悩みを抱えていた。中3にもかかわらず
老け顔の長男・政司(久野雅弘)は、 偶然年上好きの大学生・由加(加藤真希)と恋仲となり、
年齢を隠して付き合い始める。ヤンキーの次男・行雄(森田直幸)は、担任教師から“君はハムレット
みたいやな”と言われ、『ハムレット』を読み始め次第にアイデンティティの危機を迎える。
そして、小学生の三男・宏基(大塚智哉)は、真剣に女の子になりたいのだ・・。


原作の漫画は全く知らず(^_^;)この原作が漫画だったことも事前に知らず、
なにかのDVDを見てたときに予告編が入っていて、面白そう・・ということで
見ました。で、予想してた以上に良かったです。

何が一番良かったかって3人の息子たちのキャラクター。
それぞれに際立っていて、わかりやすく、笑えて、ちょっとホロリとも
させられました。長男は老け顔ってことなんだけど、確かに中学生にしては
老けてる(^_^;) 友達に成人向けのDVD(ビデオ?)をレンタルしてきてくれ、
お前なら大学生でとおる、と言われたりもするし、偶然出逢った
女子大生にも、“どこの大学にいってるの?”な~んて言われちゃう始末。
その女子大生がこれまた心にトラウマを抱えてて、普通じゃないといえば
普通じゃなくて、その二人の恋やいかに・・というところも楽しめました。

次男は次男で、ヤンキーなんだけど、憎めない良い奴で、担任の先生にも
たてついたりするんだけど、その先生にハムレットみたいだと言われ、
真剣に「ハムレット」を辞書を引き引き読むところが、と~っても
面白くて可愛くて♪^^ この子、漢字が読めん、と言いつつ悪態をつきながら
読む姿が健気。防波堤の上を、ハムレットを大阪弁にして語りながら
走る姿は笑える笑える^^ でも、それだけハムレットを“自分のもの”に
したって事なんよなぁって感心しました。

で、末っ子三男は、真剣に女の子になりたい。
彼が慕ってる叔母さん(といっても母親とすごく年の離れた妹だったので、
まだとても若い)を慕っていて、彼女は彼の“女の子になりたい”気持ちを
とてもよく分かってくれてる。そして母親もわかってくれてたし、
叔父さんも、さらにはクラスのみんなも・・ってところがホッと温かくて良かったなぁ。

この映画の長さで、3人の息子たちの人生のほんの短い部分だったけど、
丁寧にわかりやすく描いてあったし、母親のこと・叔父さんのことも、
時間にしてはとても短いのに、ちゃんと描き出されてて、この演出は
巧いわ~って思いました。お母さんは肝っ玉母さん系で、堂々としたもの。
叔父さんもうさんくさい・・と思ってたけど、徐々にその人柄の
素晴らしさがわかって来る。
全編大阪弁だったのもこの映画を良い感じにしてました。

“生きるべきか、死ぬべきか、生きとったらそれでええやん” と
この映画のうたい文句に書いてありましたが、まさしく! 
この映画はその言葉のまんまに展開していったなぁと思いました。
人生、悩みも苦しいこともあるけど、良いもんだよ、と大阪の
下町風情とと共に良い感じで伝わってきました。
群像劇風でしたので、群像劇好きな私はさらに嬉しかったです。

エンドロールになっても、まだ物語はおわらず、エンドロールと共に
ずっと映画が続いてるんですが、そのラストで次男がいう言葉も、
良いわ~~~~と思いました。
規制やしがらみ、人と違ってることはやれない、やらないように・・という
現代で、こんな風に胸襟を広げて堂々と生きることは素敵だ、と
思わせてくれるものがこの映画にはありました。
笑いあり、涙あり、の温かな物語を見せてもらいました。
大阪人情喜劇・・という感じだったかな。

個人的お気に入り度4/5

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2 コメント

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Unknown ()
2009-08-09 13:23:19
こんにちは。
はじめまして。
「映画と本 そして コーヒー」というブログをしている亮と申します。

こちらのブログは、よく拝見しているのですが、コメントするのは、初めてです。
この作品は、私もあまり期待せずに見たのですが、おもしろかったですね。
登場人物が多彩で、お互いを受け入れて、理想的だと思います。
こういった作品に出会うと、うれしいですね。

これからも楽しいブログを期待しています。
今後ともよろしくお願いします。
亮さんへ♪ (メル)
2009-08-09 17:17:07
亮さん、初めまして^^♪

コメントいただけて、とても嬉しいです!
ありがとうございます。

で、この映画ですが、予告編を見て、面白そうとは思ったものの、さほど期待せずに見たんですが(^^ゞと~っても良かったです♪

亮さんが書いてくださってるように、家族がそれぞれの家族のメンバーを、そして彼らの周りにいる人たちも(ごく一部を除いて)みんな受け入れていて、良いなぁ~・・この感じは、と思いました。
大阪の人情物語のような風でしたが、こころ温まる、ちょっと可笑しく、ホロリとするところもあり、の 良くできた映画だったなぁと思いました。

>今後ともよろしくお願いします。

こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願い致しますm(__)m
またそちらにもお邪魔させていただきます♪

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