パリのアパートの玄関に裏返しの4の文字を印す落書き事件が多発。ただの悪戯かに
思えたのだが、アダムスベルグ警視(ジョゼ・ガルシア)は捜査を開始。かつて教授だった
老人(ミシェル・セロー)に出逢い、それが中世にペスト除けのまじないとして流布していた
事を知る。無差別なバイオテロの予告ではないかと危惧するアダムスベルグ。だが警察の
警戒を余所に、アパートの中で唯一落書きがされていなかった部屋の住人が黒い斑点だらけの
体で死体となって発見される。次々に被害は広がり、やがてマルセイユにまで到達。だが
そこで、実は被害者たちの過去に共通点がある事が判明し・・。
あれ?この人どっかで見たことある・・と主演のアダムスベルグを見た時に
思ったんですが、しばらく前に見た「ブラック・ボックス 記憶の罠」の
主演でもあったジョゼ・ガルシアでした。彼が同僚に“君の第六感”云々と
言われる部分があったし、その後も彼には、なにやら不思議な力が
ありそうなことを感じさせるシーンあり。
でも、そのあたり、知りたいことがさっぱり描いてないので、
とても中途半端だと思っていたら、この映画の原作者フレッド・ヴァルガスが
書いた本、「青チョークの男」というのがあり、それがこのアダムスベルグ警視の
出てくる一作目(?)だったようで、同じ警視シリーズのものらしいんですよね。
ということで、彼が超人的は推理力を持ってるとか、この映画では
唐突に出てきたと感じた彼の彼女のカミーユ(リン・ダン・ファン)とのこと
とかが「青いチョークの男」には書かれてるらしいです。でも、
それ読んでるわけじゃないし、そっちを映画化したならわかるけど、
もうちょっとそのあたり説明してくれてたらなぁって思いました。
フレッド・ヴァルガスの本を読んだことがない私には、この映画だけ
見て分かれ、と言う方が無理なのでは・・と思うところが多々ありました。
その「青いチョークの男」の方を映画化してくれれば良かったのになぁって
思いましたわ。
フランスの警察を扱った映画も、最近は時々見るようになりましたが、
この雰囲気、なかなか好きです。必ず女に未練タラタラの警官(今回は警視)が
出てきたりするのも、特徴なのかな?!(^_^;) かなり地味なんですが、
不気味な雰囲気で掴みはOKでした。
ちょっと途中だらけ気味なところもありましたが、オチもなかなかで、
二段オチ?のようになっていたところも、やるじゃん、と思いました。
役者さんたちがみんな上手くて、主演のジョゼ・ガルシアはちょっと
暗そうで、なにやら特別な勘が働く警視を熱演でした。
それに一番嬉しかったのは、ミシェル・セローを見ることが出来たこと。
大好きなミシェル・セロー。2007年に亡くなられましたが、これが遺作
だったので、いつかは見たいと思ってたんですよね。
今回見ることが出来て、ほんとに良かった!
劇場未公開だったんですが、先日この映画をBS日テレでやってくれて、
それを録画して見たんですが、やってくれたBS日テレさんに感謝!
それとアダムスベルグ警視の相棒、ダングラードを演じたリュカ・ベルヴォーが、
なかなか良い男でね~^^ 最初はさほどでもなかったんだけど、
見てるうちに、どんどん素敵に思えてきたんですよね。
元教授が提供してる家に住む若い男の子も、なかなか素敵でした。ち
ょっとだけ目の保養?!^^
もう少しペストの恐怖とかを、おどろおどろしい感じにしてくれてたら・・とか、
もう少し盛り上がりとかがあれば良かったなぁと思ったものの、
DVDスルーにするにはちょっと勿体ないかなと思える位の作品ではありました。
とにもかくにも、私はミシェル・セローの最後の映画を堪能できたので
満足でした。
個人的お気に入り度3/5
思えたのだが、アダムスベルグ警視(ジョゼ・ガルシア)は捜査を開始。かつて教授だった
老人(ミシェル・セロー)に出逢い、それが中世にペスト除けのまじないとして流布していた
事を知る。無差別なバイオテロの予告ではないかと危惧するアダムスベルグ。だが警察の
警戒を余所に、アパートの中で唯一落書きがされていなかった部屋の住人が黒い斑点だらけの
体で死体となって発見される。次々に被害は広がり、やがてマルセイユにまで到達。だが
そこで、実は被害者たちの過去に共通点がある事が判明し・・。
あれ?この人どっかで見たことある・・と主演のアダムスベルグを見た時に
思ったんですが、しばらく前に見た「ブラック・ボックス 記憶の罠」の
主演でもあったジョゼ・ガルシアでした。彼が同僚に“君の第六感”云々と
言われる部分があったし、その後も彼には、なにやら不思議な力が
ありそうなことを感じさせるシーンあり。
でも、そのあたり、知りたいことがさっぱり描いてないので、
とても中途半端だと思っていたら、この映画の原作者フレッド・ヴァルガスが
書いた本、「青チョークの男」というのがあり、それがこのアダムスベルグ警視の
出てくる一作目(?)だったようで、同じ警視シリーズのものらしいんですよね。
ということで、彼が超人的は推理力を持ってるとか、この映画では
唐突に出てきたと感じた彼の彼女のカミーユ(リン・ダン・ファン)とのこと
とかが「青いチョークの男」には書かれてるらしいです。でも、
それ読んでるわけじゃないし、そっちを映画化したならわかるけど、
もうちょっとそのあたり説明してくれてたらなぁって思いました。
フレッド・ヴァルガスの本を読んだことがない私には、この映画だけ
見て分かれ、と言う方が無理なのでは・・と思うところが多々ありました。
その「青いチョークの男」の方を映画化してくれれば良かったのになぁって
思いましたわ。
フランスの警察を扱った映画も、最近は時々見るようになりましたが、
この雰囲気、なかなか好きです。必ず女に未練タラタラの警官(今回は警視)が
出てきたりするのも、特徴なのかな?!(^_^;) かなり地味なんですが、
不気味な雰囲気で掴みはOKでした。
ちょっと途中だらけ気味なところもありましたが、オチもなかなかで、
二段オチ?のようになっていたところも、やるじゃん、と思いました。
役者さんたちがみんな上手くて、主演のジョゼ・ガルシアはちょっと
暗そうで、なにやら特別な勘が働く警視を熱演でした。
それに一番嬉しかったのは、ミシェル・セローを見ることが出来たこと。
大好きなミシェル・セロー。2007年に亡くなられましたが、これが遺作
だったので、いつかは見たいと思ってたんですよね。
今回見ることが出来て、ほんとに良かった!
劇場未公開だったんですが、先日この映画をBS日テレでやってくれて、
それを録画して見たんですが、やってくれたBS日テレさんに感謝!
それとアダムスベルグ警視の相棒、ダングラードを演じたリュカ・ベルヴォーが、
なかなか良い男でね~^^ 最初はさほどでもなかったんだけど、
見てるうちに、どんどん素敵に思えてきたんですよね。
元教授が提供してる家に住む若い男の子も、なかなか素敵でした。ち
ょっとだけ目の保養?!^^
もう少しペストの恐怖とかを、おどろおどろしい感じにしてくれてたら・・とか、
もう少し盛り上がりとかがあれば良かったなぁと思ったものの、
DVDスルーにするにはちょっと勿体ないかなと思える位の作品ではありました。
とにもかくにも、私はミシェル・セローの最後の映画を堪能できたので
満足でした。
個人的お気に入り度3/5
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ハリウッド映画にはない、いい意味で暗さがあるというか雰囲気があって良かったです。
フランスの警官(警視)が女に未練タラタラっていうの、笑っちゃいました。
アダムスベルグ警視の能力とか恋人とか、なんか説明が少なかったのでアレ?と思ってたんですが、小説ではその前の話があるんですね。納得です。そちらもぜひ映画化して欲しいです。その辺なんか私の中で消化不良な感じだったので。
そしてもう少し盛り上がりが欲しいという気持ち分かります!雰囲気があって好きな感じの映画だったので、もったいないような。
劇場未公開でもいい映画ってありますよね。
私もこれはBSでやってたのを録画して見ました^^
そうそう、ハリウッドにはない、良い意味での暗さ・・まったくその通りでした。
あの雰囲気、良かったですよね。
>フランスの警官(警視)が女に未練タラタラっていうの、笑っちゃいました。
(^ー^* )フフ♪なんだかそういう設定が多いような気がして(笑)
「やがて復讐という名の雨」・・とか
「インストーラー」とかで
そういうイメージがインプットされてたところへもってきてこの映画でしたから、またか~・・って思っちゃって(^^ゞ
そうそう!説明が少なすぎましたよね。
特に最初の頃、この女の人は??でしたもん。
小説では、その”前”がしっかりあるようなんです。未読ですからよく分かりませんが(^_^;) ネットで調べてたらそのように書いてあったので、どうせなら、最初っから映画にしてくれればいいのに~・・って思いました。
>そしてもう少し盛り上がりが欲しいという気持ち分かります!雰囲気があって好きな感じの映画だったので、もったいないような。
ですよね~。
設定は面白かったし、もうちょっと盛り上げようと思えば出来たんじゃないかなぁって思ったし、勿体ないような気がしました。
>劇場未公開でもいい映画ってありますよね。
ほんとそうですね~。
わたし的には、この映画よりももっとつまらないものでも劇場公開になってたりするのに、なんだか勿体ないなぁって思うことが時々あります。
とはいえ、こちら田舎に住んでるので(^_^;)公開してくれても、絶対にこの町の映画館には来ないってことになりそうですけど(^_^;)