柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

運命

2012-02-17 08:23:23 | Weblog
何日か前に太平シローの死亡記事が載ってました。太平サブローシローという漫才コンビを御存知の方も多いとは思うのですが、やはりマイナーな存在でしたか。あの漫才の大ブームの中、少し乗り遅れたコンビでした、巨人阪神などと同列です、上手で本当に面白いんですけど前に出切れなかった。のりおよしおとか紳助竜助よりも面白かったんですが、もう一つアピールするものに足りなかったのでした。のりおのホーホケキョとかええ仕事しまっせ、紳竜の暴走族色とかの特徴に欠けたのが原因だったのでしょうが、このコンビは面白かったですよ。向かって左の肥えた方がシローで、ボケ役です、またこのボケが強烈で。あの時代の、B&Bのスピードとぼんちの間(ま)がここにあったです。やすしきよしの真似で結構TVに(関西ではどんどん出てましたが、全国版にも)出てきてましたからそういう印象が強いかもしれません。つっこみのサブローがやっさんの真似をして(今でもたまに出てきますね)、隣でやーすーしーくーんと目をひんむいて突っ込んでるのがシローでした。きっと吉本とトラぶったんでしょう、あるいは例によって借金問題か何かであったのでしょうか、急にいなくなってそれきりでした。残念な才能でした、死亡記事を見ながら思いだしていました。私と同じ思いでおられる方が多いことを望むのですが。もう一人、淡島千景さん。ひたすら昔の映画、森繁久弥との共演映画で知ってる人です。若い頃に「夫婦善哉」をTVで見たとき、ああこういう夫婦のかたちってのはどこにでもあるんだろうなと、妙に自分が男であることを自覚したことをおぼえています。それだけ女を表現していたということではないでしょうか。合掌。
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