柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

一発

2009-04-21 14:56:06 | Weblog
朝いつもの時間に、ブログのメンテナンスとかで打ち込めず、昼に書いています。
 新聞にグループサウンズ「ジャガーズ」のボーカルだった人(岡本信さんというそうです、知りませんでした)が一人寂しく浴槽内で死んでいたという記事です。ジャガーズといえば「君に会いたい」一発のバンドです(もちろんミーハーさん達には別の評価でしょうが)。「若さゆえ~な~やみ~」です、「初めての口づけに~知った恋の喜びよ~」です。でもこの一発で残ったバンドです。あの人は今、ではなくて懐メロ大会に呼ばれるバンドです。スパイダース、タイガースは別格にしても、ああいう番組に呼ばれるのはワイルドワンズであり、カーナビーツであり、パープルシャドーズであり、そしてジャガーズでしたね。ブルーコメッツは早々に井上大輔が死んでしまいましたがNHK好みなんでしょうね、三原綱木がブルーシャトーよく唄ってます。ショーケンは解散後テンプターズのクレジットで出た事はないんじゃないんでしょうか、デーブ平尾が(この前亡くなりましたが)元気な頃には偶にゴールデンカップスも出てましたね、そういう中で名を残しているバンドですからジャガーズはそれなりだったんでしょう。私はあるきっかけがあって、昔のGS(グループサウンズ)の主演映画をDVDで集めた時期があって、タイガーズとスパイダースが双璧、ビレッジシンガーズが3,4本あって、テンプターズとジャガーズが一本ずつだったと記憶します。主演映画があるくらいですから当時売れたんでしょうね。'67,68,69年辺りの頃です。それぞれ映画に筋なんてありません、ペラペラ。ただ売れてる彼らが映画の中で歌うって物語。でもみんな若いから、当時を偲ぶには結構いいものです。この岡本さん59歳ですって。ええ、たった7歳の年上?私が57年生まれですから、この映画の中ではハイティーン?!ジュリーが去年かおととしに還暦ですからね、それでいいんですか?キャーキャー言われてたのが20歳そこそこ。どの時代のアイドルもそうですわね、そう考えれば。ビートルズがアメリカで大成功したのが'64年、ジョンとリンゴが一番年上で24歳です。ううむ、いいのか。いや、もっと自分より年上だろうと思っていたわけです。59歳に驚いたのと、一人暮らしだったという記事に末路哀れ感が滲んだのと、一曲で食っていけるなんていい世界だのうなんて思っていたこともあるのですが新しいことを何もできない、同じことばかり要求されてやり続けるばかりだというのもこれはこれで辛いことだったのだろうなと思い直したことでした。このバンドを生で見ることもなくなりました。このイケメンボーカルだけで持ってたバンドでしたから。合掌。
コメント
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