昨日書いた、「独居老人スタイル」の中のお一人。
この本には全国各地の16人の一人暮らしの方が出てきた。
昨日、1に書いている。
都築響一は、独居老人がいけない、哀れむべき存在とは思わない。
好きなように、楽しく、ストレスもなく過ごしているので、
いいのではとかいている。
全く同感。
中にはゴミ屋敷に住んでいる方もいた。*\(^o^)/*
人に迷惑かけず、犯罪とも無縁、元気で気まま、いいね。
私もしたい。でも、これができない環境の老人が多いかな?
都築響一が、この16人、よく見つけ取材できたと感じた。
福島県の本宮市、そこにある映画館、本宮映画劇場の持ち主。
映画好きにはたまらない物語が載っていた。
写真も。モノクロで見辛いが映画関連画像。
Jササールのポスターもあった。
ピンク系が多い。
元は1914年に建てた、公民館のようなもの。
いろいろな催しをやってきた。
今は、褪せたピンクの木造巨大建築。
昭和の始め頃から、映画をやり、
映画劇場という名になったが1963年に閉業、
もう半世紀経つのに、今だに、映画上映可能な状態にしている方。
持ち主、田村修二さん。
36年生まれ、父から継いだ映画館。
日々、閉館後も機械を維持し、
フィルムをつなげ好みのフィルムにしたり、
中を掃除したり、いつでも見られるように。
火事も危ないので、壊して欲しいなど、周りではいろいろな意見があった。
震災でも大丈夫って、頑丈にできていたのね。
診てもらった近くの医師を招待したら、多数来てしまった。
田村さんは、父からついだが父は彼が二十歳で急死。
少し経営したが採算があわず、トヨタのサラリーマンになり四十年以上勤務した。
一台売ると、月給より高いボーナスでたので、映画館も維持できたと話す。
この本の取材時、もう四年前、妻は早く亡くなり今は一人暮らしている。