RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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シャガール展 (その2)

2014-01-03 21:30:00 | 美術
見てきました

静岡市美術館

会期は2014年1月2日から2014年3月30日。

今回はシャガール。
シャガールの仕事に焦点をあて、日本初公開作品163点を含む計236点とボリュームある展示です。
その1」を書いたので今日は「その2」
第2章、第3章を書いていきます。

《第2章 精神の光−祈りの造形》
シャガールは1950年代から壁画やステンドグラスなどの宗教建築のための制作を始めます。
シャガールは東欧系ユダヤ人。
それらの制作は自らのアイデンティティーを確認する機会ともなりました。
おもに旧約聖書の主題が描かれています。
ここにはそういった施設のための秀作や最終試作品、また宗教主題の油彩などが並んでいます。

2-087「主との契約で正義の治世が訪れすべての創造物は和解するとイザヤによって知らされた(イザヤ書第11章5-9節)」
キリストと動物たちが描かれています。
蛇に羊、ヤギにクマにライオンまで。。
蛇や羊、ヤギあたりはそのころもいたんだろうな、と想像できますが、さすがにライオンは。。笑
強そうだから受難から守ってもらえそうですが。
にぎやかな印象があり、また動物も可愛らしいのです。
宗教っぽさをあまり感じませんでした。

2-082「エジプト空の上を死の天使が通っているとき、ユダヤの人々は過越のいけにえである子羊を食べる(出エジプト記第12章11-14節)」
小屋の中で子羊を食べる7人の人。
上空には神が飛んでいますがなんだか悪そうな顔。
"過越"とは古代エジプトで起こったとされる出来事とそれに起源を持つとするユダヤ教の行事。
イスラエル人は、エジプトに避難したヨセフの時代以降の長い期間の間に、奴隷として虐げられるようになっていました。
神は、モーセを民の指導者に任命してエジプトを脱出。
が、ファラオはこれを妨害しようとします。
そこで神は、エジプトに対して十の災いを臨ませるのです。
その十番目の災いは、人間から家畜に至るまで、エジプトの「すべての初子を撃つ」というもの。
が、子羊の血を入口に塗った家だけは過ぎ越した、という故事に由来します。
ここで7人が食べているのは子羊。
血は入口に塗り、肉は食べるのです。
なかなかおもしろい話ですが、描かれている人の表情が豊かで、特に神様は見逃せません。

そしてシャガールが手がけた作品の映像がありました。
なんと天井にもスクリーンが。
パリ・オペラ座の天井画は上のスクリーンに投影されているのです。
臨場感ある〜。
母親は「酔ってしまった」というレベル。笑
他にはランス大聖堂のステンドグラス、ハダサー医療センターのステンドグラス、ニース大学のモザイク画。
ハダサー医療センターはエルサレムにある中東最大の医療施設。
これが見れるって貴重。
ニース大学のモザイク画も初めて知りました。
もう1ヶ所、サールブール教会のステンドグラス「平和」
赤い花束がハートの形になっていて、その上に恋人達がいるという構図。
シャガールらしい美しいものでした。

2-101「楽園」
アダムとイブの物語です。
中央には大きな木があり、大きな蛇が絡みついています。
少し妖しい雰囲気があり、この後の受難が想像できます。

2-005「メッス大聖堂内陣北側薔薇窓:シンボルに囲まれたキリスト」
メッス大聖堂の16窓のステンドグラスです。
穏やかな表情のキリストが印象的。
シャガールの色彩は鮮やかでありながら、厳かな印象もあり、ステンドグラスはどれもステキでした。
(ほとんどは映像だったけど。。。)

2-042「預言者エレミヤ」
エレミヤとはイスラエルの預言者の1人。
黒い背景の中、座っているところが描かれています。
手には開かれた本。
聡明な印象を受けました。

2-040「青いダヴィデ王」
空を浮遊し、琴を弾くダヴィデ。
ダヴィデは琴の名手だったそうです。
月下の明かりに照らされて、画面下には街並みが描かれています。

《第3章 南仏での安息−晩年の境地》
南仏コート・ダジュールに移住したシャガールは、その地を終の棲家としました。
戦争などの激動の時代をくぐり抜けてきた画家にとって、そこは大いなる安息をもたらします。
ここでは晩年に手がけた陶芸やレリーフなど多用な技法の作品に焦点が当てられています。

3-045「天使と顔」
これはガラス絵。
青がベースでそこに穏やかな表情の顔と天使が描かれています。
かわいらしいし、雰囲気、色に癒される作品。

3-032「空想の動物(ロバ/空想の馬)」
陶芸作品です。
ロバのおなかにシャガールの絵画ではおなじみの浮遊する恋人たちがくっついています。
絵の世界がそのまま作品に。
なんだかとても不思議です。

3-009「サン=ポールの上の恋人たち」
赤い街並みに緑が立ち並びお馴染みの青いロバ。
恋人と思われる男女が描かれています。
シャガールの世界そのまま。

3-011「花」
白いユリが咲き誇っています。
その下には街が描かれています。
花がとにかく美しい。
これはかなり好きな感じ。

3-007「サン=ポールのアトリエ」
テーブルの上に緑色の花瓶、そこにはピンク、黄色、青、白などの花々がぎっしり。
幻想的な作品ではなく、普通に室内を描いたものとなっています。
こういった作品をあまり見ないので新鮮。

3-017「シャガールの手」
手形が展示されていました。
意外と小さい。
この手が様々な仕事を生み出していたのか、とちょっと感慨深い。
自分の手と見比べたりしてね。笑

かなり盛りだくさんで見終えた後はぐったり。
私としては陶芸作品を初めて見れたことがおもしろかったな〜。
まだまだ始まったばかり。
ぜひぜひ静岡行って、幻想的な世界に浸ってみて下さい。



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シャガール サン=ポール モザイク画 ダヴィデ王 コート・ダジュール 静岡市美術館 アダムとイブ 教会のステンドグラス ランス大聖堂 古代エジプト
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