◀ご注意▶使える筈の傷害保険が使えない！

４匹居る犬と３匹の猫の世話は息子の役割で、朝食をやりに出たのだが、しばらくすると「ワー！」と声がして戻って来た。どうしたのか尋ねるとオス猫から左手に猫パンチを喰らい、爪を立てられてしまったそうだ。噛み癖の有る獰猛な犬へやった餌へ猫が来たので、猫を抱いて逃げようとしたら、犬が顔を近付けて来たのに猫が驚き、「シュー！」威嚇して何故かパンチは息子の手に。猫は狂犬病の予防接種が未だで、爪痕がつくほどやってくれたので、ワクチンの再接種となった。
狂犬病ワクチンの接種は私立病院へ行くと６千バーツ（２万円）を超えるので、学校で団体加入している傷害保険を使おうと指定病院へ行ったら、保険会社が最近クレジット（保険治療の承認）を出さないので、保険治療できないと言われた。団体保険が使えない学校の一覧を見せて貰ったら、息子の学校だけでなく娘の学校も入っていてアチャ～って感じ。タイでは保険会社も信用できないようだ。日本では考えられない事態だが、全くどうなっているやら？監督官庁は何をしているのだろう？
息子は１年半前にも狂犬病ワクチンを接種しており、追加して接種するのは２回と言われたので３千バーツ（１万円）程度で済むと思われるが、何度も猫へやられる息子に腹が立つし、新学期前でお金が必要だしで、少し困らせてやろうと思い、国立ウドンタニ病院へ行かせた。
たっぷり待たされて半日仕事だろうと予想して私は帰宅したのだが、ちょうど家へ着いた頃に終わったと電話が入った。支払いまで済ませて１時間も掛かってない。もしかすると私立で受診するより早いかも知れない。２回めの注射は診察券が作成済みなので、３０分で済んでしまった。これなら確実に私立より早いと笑う息子。支払いは１回めが３０バーツで、２回目は無料だった。息子はタイ人なので国民健康保険が有るから、これで済む。
団体保険が使えないので、息子と娘は個別に傷害保険へ入ろうかと思っていたが、これだけスムースに治療されるなら私立へ行かなくても国立へ行って、国民健康保険で治療すれば十分だろうと思う。
タイで医療費を心配しなければならないのは、外人である私だけだ。

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