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子供の教育 1(学校制度、公立の幼稚園と小学校)

2012年06月20日 23時38分23秒 | タイで子育て
タイへ来て、様子がわからなくて困ったのが子供の学校。
先ずはタイの教育制度を簡単に書く。受け入れ可能年齢は様々だが、3歳になる年までがナーセリー(保育園)。4歳になる年から6歳になる年までが、アヌバーン1(年少組)からアヌバーン3(年長組)。7歳になる年から12歳になる年までがポー1(小1)からポー6(小6)。13歳から15歳がモー1(中一)からモー3(中3)、16歳から18歳がモー4(高一)からモー6(高3)。その後は職業訓練校や大学へ進学する。統計上職業訓練校も大学扱いするので、タイの大学進学率は7割を超えるそうだ。義務教育はポー1からモー3までの9年間で日本と同じ、但し教科書は有料が基本。日本と違うのは、3歳から1年早くアヌバーン1へ入学させ、そのまま1歳早く進級させる学校がある事、そしてアヌバーン(幼稚園)から落第があり、進学校だと義務教育の中学から成績不良でも放校される事だろう。英語も小学校から課程へ入る。
私の子供は未だ大学へ行って無いので分からないが、それ以下の課程の学校なら、バンコクとシーラチャーへ日本人学校があり、主要都市にはインターナショナルスクール、地方の少し大きな町には私立学校があり、公立学校は、少し大きめの集落なら高校まで設置してある。私が住む街に、日本人学校やインターは無いので説明を省くが、公立学校は各県へいくつか進学を目的にした幼稚園から高等学校が設置してあり、その多くはサアティット(付属学校)で、入学には居住地の条件や試験がある。その他の公立学校は幼稚園から小学校まで私立学校と学習内容に大きく差があるのが見受けられ、例えば幼稚園卒園時に私立の子供はタイ語の簡単な読み書きを理解しているが、公立校だとタイ文字しか理解してない。小学でも公立校は英語の読み書きが困難な子供が多い。私立は幼稚園から英語と中国語を学ぶ学校が多く、語学の教師数が違うので、学習時間に大きく差がある。また学校で使う言葉も、公立進学校や私立はタイ語が主だが、成績が悪い学校ほどイサーン語になる傾向がある。現金収入が乏しい家庭以外の子供は、公立の進学校もしくは私立学校へ通学するのが普通だ。
私がタイへ来た時に、上の子供は小学2年生だったが、タイの学校へそのような格差があることも知らず、また子供はタイ語を全く理解しないので近くへ置きたく、地元の公立学校へ通わせた。この時の担任教師は大変熱心に子供のタイ語教育をして下さり、子供は1年でタイ語の読み書きと会話を同級生と同じレベルまでマスターした。3年に進級する時に、可哀想だから私立へ行かせるようにと言われたが、その意味を理解できずに3年生へ進級。新しい担任は朝礼が終われば姿を消して副業に専念。授業は進まず自習ばかりで全て宿題。先生が居ないのでクラス内で問題多発。2年生の担任の言葉がようやく理解できて、街の私立へ転校させた。<つづく>
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