memories on the sea 海の記録

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マダラ枠の削減で数世紀に及ぶ産業が脅威を受ける  米国ニューイングランド

2013-02-25 00:00:06 | 水産・海洋
マサチューセッツ州議会には古い木彫りの”神聖なマダラ”が掲げられている。その木彫りは2世紀以上にわたってニューイングランドにおいてマダラ漁業がいかに重要であるかを思い起こさせるために議員らを見下ろしてきた。ここでは何世代にもわたり海に網を入れそれで生活してきた(2月4日CNN)

「この仕事だけをしてきた」とGlouchesterの漁師Al Cattoneはいう。父親や祖父らと同じように、30年間以上にわたり大西洋の荒波や寒風の中で勇敢に立ち向かい魚を求めてきた。
しかしGloucesterは他の沿岸の町と同様に、漁業が過去最大の削減に直面している。水曜日、諮問委員会はメイン湾でのマダラ漁獲を77%削減することを票決した。この地域はおよそインデイアナの大きさでケープコッドからノバスコシアまで広がっている。この動きにより、アナリストはこのことで地区の漁業共同体が間引かれ、この海域により生計を立てている水産加工、卸売り業者、末端販売業者などがドミノ現象のように影響を受けると推測している。「その衝撃は厳しい」とNOAAの地区管理官のJohn Bullardはいう。彼は削減に賛成を投じた。

「簡単なことではないが、これは必要だ」マダラ資源の低下にたいする対応としての削減は漁期の始まる5月以降どうすればよいかの同仕事すればよいか疑問を投げかけている。 水曜日多数の漁業者がPortsmouthに集まった。ニューイングランド漁業管理委員会の票決結果を聞くためで、これは連邦政府に勧告として送達される。.

「我々は絶望的だ」と漁師のDennis Robillardはいう。彼の声は揺らいだが、彼の持ち船Julie Ann Iは今売りに出ている。「自分は退場する、これ以上続けても意味はない」と。委員会はジョージアバンクでも55%の削減を票決した。この名前は17世紀の英国の開発者にちなんだもので、ここでは豊富な底魚がいた。商務省により承認されれば漁業者のマダラ漁獲はメイン湾とジョージアバンクで3,550トンとなる。10年前の漁獲量は2万トンであった。(以下省略)

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