memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

水草が湖を襲ったが・・・   ビクトリア湖

2012-11-17 00:09:19 | 水産・海洋
ビクトリア湖はアフリカ最大の湖である。この湖が加工20年間にわたりホテイアオイ(water hyacinth)に悩まされている。この水草の花は美しいがその葉が濃密な緑の絨毯のように広がり岸辺の魚を窒息させている。(11月5日CNN)

漁民はほとんど毎日貧弱な漁獲と格闘しているが、篭を作る業者らはこの侵略植物が女性らが作る工芸品のただの原料になることを見出した。「この水草から製品を作れば女性たちを経済的に力を与えられる。彼女らの自立が図れる。我々は貧困を緩和することができる」とケニアのホテイアオイ装飾品生産企業のCaroline Agwandaはいう。この団体はハンドバッグから家具までの製品を販売、不利な女性、若者、体の不自由な人々に雇用の機会を与えている。

しかしこの湖で獲っていた魚の量が減少したことで我々は被害を受けていると漁民のJonathan Opiyoはいう。これまでこうした業者らはバナナやサイザルで製品を作っていた。それが今はホテイアオイに変わった。彼らは繁盛しているが漁師は困っている。ホテイアオイはワックスのある葉と紫の花で湖の表面を埋め尽くしている。この植物は南米原産で1800年代終盤にアフリカに導入されたものだ。この植物は5日間で倍に増殖すると専門からは言う。この濃密な成長により従来の水生植物への日光をさえぎり魚やその他の水生生物に影響、それで生計を立てているものにも影響を及ぼしている。(以下省略)

島外の需要で稼ぐ    サモア

2012-11-17 00:08:11 | 水産・海洋
米国本拠のトライマリン社の所有するSamoa Tuna Processors Inc.が地元の鮮魚を海外市場のために買い付けている。このことは収益のための新しい道として地元漁民は喜んでいる。(11月4日Samoa News)

昨年末この会社は鮮魚として受けたサシミ用の魚を選別、加工、包装した後日本や米国本土に輸出を始めた。そのほかに品質のよい魚を丸のままや加工し凍結あるいは生冷凍のロインをレストラン向けに輸出している。地元漁師らはその操業に勇気つけられ島外輸出用としてトライマリンに販売することで非常に喜んでいるとサモアニュースに語っている。かれらはこのプログラムの成功により更なる収入が可能になることを喜んでいる。
地元漁民のMapu Ietiはこのあたらしいプログラムはうまく組み立てられていて、彼らの漁獲をトライマリンに島外需要向けに販売することができることになり、彼を始め仲間の収入も向上したという。かつてはほかに方途がなく、買い付けがなければ冷凍庫のなかで無駄になっていた。またトライマリンの計画のよい点は会社が単一魚種しか買わないのではなくさまざまなものを受け付けるからだという。彼はこのプログラムでどのくらい儲けたかは話してくれなかった。