地中海漁業者協会

地中海漁業者協会が先週末結成された。このグループは欧州漁業に重要な歴史的意味を持つEU漁業政策の現在の改変について話題の場と漁業者の声を提供する。（2月22日TFSND）

「長い間小規模漁師とくに地中海地区の漁業者は EU政策決定者にロビー活動をおこなう協力かつ大型の漁業者の戦列をはなれていた」とWWF地中海のチーフであるSergi Tudelaいう。「WWFはこの地区のユニークなさきがけであった漁業者に対して支援し漁業者のグループの参加を呼び掛ける」漁業者の代表はフランス、ギリシャ、スペインなどからでカタロニアの Arenys de Marに金曜日土曜日に集まった。共通の資源にたいする共同管理のボトムアップ、環境の維持、経済的社会的可能性について地中海の維持可能な漁業管理の共通原則について合意した。

この地区の魚類資源の現状についての評価研究では89％の評価対象資源が乱獲rンあるいは減少していることを認めた。早急な漁業管理法の改定が必要であると強調。こうした地中海の小規模職業漁師の大半は漁業の主体を占め、その多くは衝撃の少ない漁具と操業を行っておりその漁獲は地元市場でよい値段となっている。欧州の地中海諸国の地元魚類需要は地元漁船の生産を上回っている。

2012 年はEU委員会による欧州漁業管理の完全な見直しの期限であり、WWFは複雑な地中海の現状を新しい政策の中に取り入れ中心とするよう働きかける。維持可能な小規模漁業は改革の強力な要素であり、魚を獲る上でいかに伝統的漁法が衝撃が少なく、エネルギー消費が少なく、維持可能であり、沿岸共同体にとっての援けとなっていることを示す。
「この新しい基盤で漁業の討議フォーラムにおいても漁業者の強い声を反映させる。また地中海全体の小規模漁業者が紙絵を出し合いその体験と最良の実行方法を可能にしたい」と新しいこの組織のマネジャーに選ばれたスペインのRamon Tarridas氏は言う。

カスピ海周辺国はチョウザメ漁獲の禁止を検討

メデイア報道によればカスピ海沿岸諸国はこの海での禁漁の体制準備が整ったという。アゼルバイジャンの環境大臣はこの措置は商業的漁獲のみに適用されると。またアゼルバイジャンはこの提案を全面支持、大統領Ilham Aliyevも歓迎しているという。
（3月1日AZNEWS）

アゼルバイジャンはすでに2種類のチョウザメ、Fringebarbel と belugaの漁獲を禁止している。2010年のチョウザメ漁獲は84トンで、内訳はロシア・チョウザメが46トン、starryチョウザメが38トンであるという。この漁獲枠はカスピ海水棲生物委員会の会合で昨年テヘランにおいて合意されたもの。この措置は漁期を反映して2010年3月1日から2月28日である。
環境省自然資源部局によれば、政府は破滅回避のための対策を強化。厳しい対策としてShekiからShamakhiにかけての森林監視員の120人以上が解雇されたという。先ごろの会議では6人の幹部、国立公園局長、その部下の副局長、森林管理局の幹部などが失職したという。
当局は法務省とも連携し密漁や環境破壊についての罰金を厳しく取り立てるという。2010年には個人及び組織による違反の罰金総額は750万米ドルでうち250万ドルを取り立て済みであると。

小魚を食べよう

マダラやマグロでなくもっとイワシを食べよう！これはカナダの科学者グループによる助言で、海洋の生態系のバランスが過去100年間の不十分な漁業の実行で崩れているためと指摘（2月22日FUD）

マダラやオヒョウといった大型の白身魚 は逼迫、しかし世界の海の中にはマイワシやカタクチイワシがたくさんいる。ブリテイシュ・コロンビア大学漁業センターのVilly Christensen教授は「“猫がいなくなればネズミが増える”のたとえ通り,乱獲がまさに海洋に影響を及ぼしている。大型の捕食魚が海洋から消え、小型の餌となる魚が残存し繁栄している。今や海洋はライオンのいないセレンゲテイ平原のようなものだ」と語る。

教授の率いるチームの科学者らは世界中の200以上の生態系モデルについて調査、1880年以降の68,000以上の魚のバイオマスについて解析した。その結果過去40年間で捕食魚の54％が減少していることを見出した。教授は、しかしながら、海には小型魚がたくさんいる。これらは環境変化に脆弱であると警告。同時に、カタクチイワシのような魚を養殖の餌の生産のためにフィッシュミールや魚油にすることについて警告、とどのつまり世界の自然の海洋の破壊につながるためであると。