言語空間+備忘録

メモ (備忘録) をつけながら、私なりの言論を形成すること (言語空間) を目指しています。

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アメリカの影響力

2009-06-12 | 日記
カレル・ヴァン・ウォルフレン 『世界が日本を認める日』 (p.254)


 日本人もヨーロッパ人も世界の出来事を理解しようとする際、アメリカでは何が重要とみなされているかを手がかりにすることがきわめて多い。
 世界の他の国々についての解釈で、アメリカがこれほど注目され、これほど支配的な役割を果たすのはなぜかという、その理由自体はもちろん理解できる。アメリカが第二次世界大戦後、一貫して世界最強の国であり続け、世界の営みの多くの決定に影響力を与えてきたことは、今さら指摘するまでもないことだ。
 ユーラシアの両端では、アメリカとそっくり同じ資本主義が実践されているわけではないにもかかわらず、それでも経済ニュースは、主としてアメリカの分析に由来する用語で報じられている。しかも、それが疑問視されることはまったくない。

(中略)

 「アメリカのフィルター」は、世界のそれぞれの地域が他の地域についてどのような見方をするかを決定づけている。それはアメリカのニュース・メディアやアメリカの出版物、それにアメリカの学問的分析が持つ、途方もなく大きな影響力によって存在しているものだ。
 この影響力は、誰でもその気になれば簡単に確認することができる。日本の書店に行って、日本以外の国で書かれたノンフィクションを眺めてみるといい。事実そのすべてが、アメリカで書かれたもののはずだ。
 ヨーロッパ諸国でも、状況はほとんど変わらない。


 世界は、アメリカのものの見かたにとらわれており、たとえば日本がヨーロッパを理解する際にも、アメリカがヨーロッパをどう見ているのか、に従う傾向がある、と書かれています。


 誰もがアメリカを見ている。世界の他の地域を見つめる以上に、アメリカを見つめている。

 この行動は、合理的なものであり、この現象を変えるのは容易ではありません。変える必要があるのかどうかも、疑わしいと思います。


 もっとも、だからといって、「アメリカのフィルター」 を通した情報のみでよい、ということにはならないのですが、インターネット等の発達によって、状況は変わりつつあるのではないかと思います。
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