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在韓日本大使館前の「慰安婦像」設置について

2011-12-15 | 日記
産経ニュース」の「韓国政府、碑設置に理解 ソウルの日本大使館前」( 2011.12.13 23:39 )

 韓国外交通商省報道官は13日の定例記者会見で、元従軍慰安婦の支援団体がソウルの在韓日本大使館前に慰安婦問題を象徴する「平和の碑」の設置を計画していることに理解を示した。日本政府は韓国政府に設置を止めるよう求めてきたが、これを拒否する姿勢を明確にした。碑は14日に設置される見通し。

 韓国政府は、元従軍慰安婦の賠償請求に関して政府が措置を講じなかったのは違憲とした8月の憲法裁判所の決定を受け、賠償請求権について対日交渉を行うよう迫られている。しかし、日本は応じない方針で、韓国側は反発している。

 1965年の日韓基本条約に基づく請求権協定は、両国の協議が不調の場合は第三国の人物を加えた仲裁委員会で解決を図ると規定しており、報道官は仲裁委にかけることを検討しているとした。(共同)


 韓国外交通商省報道官は、ソウルの在韓日本大使館前に慰安婦問題を象徴する「平和の碑」を、元従軍慰安婦の支援団体が設置することに理解を示した。日本政府は韓国政府に設置を止めるよう求めてきたが、これを拒否する姿勢を明確にした、と報じられています。



 これ、名前は「平和の碑」ですが、要は「慰安婦像」ですよね。

 日本の立場からすれば、これは韓国人による「嫌がらせ」だということになりますが、この「慰安婦像」を日本政府が「強制的に」撤去させるのは難しいでしょう。



 ところで報道文中には
 韓国政府は、元従軍慰安婦の賠償請求に関して政府が措置を講じなかったのは違憲とした8月の憲法裁判所の決定を受け、賠償請求権について対日交渉を行うよう迫られている。しかし、日本は応じない方針で、韓国側は反発している。
とあります。これはすなわち、次のことを意味していると考えられます。
  1. 韓国政府は「賠償問題は決着した」と判断して「日本政府との交渉を終えていた」。
  2. つまり、日本政府と韓国政府のあいだには、「賠償問題はこれで決着した」という合意があった。
  3. ところが、韓国の憲法裁判所は「賠償問題は決着していない。(韓国)政府の行為は違憲である」と判断した。
  4. そこで韓国政府は、「日本政府に再交渉を求めた」。
  5. しかし日本政府は、「すでに賠償問題は決着している」として、再交渉に応じようとしない。
  6. そこで韓国人は、日本政府の態度は「不当である」と世界にアピールするために、「平和の碑」という名の「慰安婦像」を韓国の日本大使館前に設置した。
  7. 日本政府は撤去を求めているが、韓国側は撤去に応じようとしない。




 これをどう考えるか、ですが、
 いったん、「決着した」と「合意した」以上、いかに韓国の憲法裁判所が「賠償問題は決着していない。(韓国)政府の行為は違憲である」と判断しようが、日本政府としては「再交渉に応じる義務はない」
と考えられます。つまり(外交問題ではなく)韓国の「国内問題」だということです。

 それでは、賠償されるべき元・慰安婦はどうなるのか、かわいそうじゃないか、とも考えられますが、
 (韓国の憲法裁判所の判断によれば)賠償されるべき部分を見落として「賠償問題は決着した」と判断し、交渉終了の判断をした「韓国政府が悪い」のであるから、「韓国政府が」元慰安婦に賠償すればよいし、また、そうすべきである。
ということになります。したがってこの観点からも、日本政府の態度に問題はない、と考えられます。



 もっとも、上記は「日本政府は再交渉に応じてはならない」ではありません。日本政府が「自発的に」再交渉に応じ、賠償することは問題ないと思います。

 しかし、もともと、韓国側が「日本に再交渉を求めるのは筋違いである」ことも確かだと思います。したがって、

 韓国政府としては、
  1. 日本政府が「自発的に」再交渉に応じ、賠償するのをじっと待つか、
  2. 再交渉に応じる義務のない日本政府に対し、(韓国側の非礼を詫びたうえで)再交渉に応じてくれるように「お願いをする」か、
  3. 日本政府に再交渉を求めず、韓国政府みずからが元慰安婦に賠償をするか、
のいずれかを選択すべきだということになると思います。

 したがって、どう考えてみても、「撤去してほしければ賠償に応じろ。再交渉に応じろ」と言わんばかりの韓国人・韓国政府のやりかたは、問題があると思います。そもそもこのような態度は「外交儀礼に反する」のではないでしょうか。



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