言語空間+備忘録

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ゲームは一種のシミュレーター

2012-11-23 | 日記
 この記事も「真面目に」書いています。ふざけているのではありません。



 ゲームは「くだらないもの」「遊び」と捉えられる傾向が強いように思います。

 実際、下記に引用する記事にも、「驚愕の研究結果」などというタイトルがつけられています。



 しかし、「ゲーム」を「シミュレーター」だと捉えればどうでしょうか?

 実際、シミュレーターは (本物の) パイロットの訓練などに使われているようですし、

 このような捉えかたをすると、ゲームは「実用的で有益なもの」「安全かつ低コストの訓練装置」というイメージになりますよね。



 このように捉え直せば、日本は、「世界トップレベルのスキル」をもった人々が集まる先進国だということになります。



産経ニュース」の「ゲーマーは外科医と同レベル!米で驚愕の研究結果」( 2012.11.20 13:32 )

 長時間ゲームをすることで培われる優れた手と目の連係スキルは、世界最先端のロボット手術ツールを使いこなす上で医師と同等であることが、テキサス大学医学部の研究で明らかになった。

 長時間ジョイスティックを操ってゲームをすることで培われる優れた手と目の連係スキルは、世界最先端のロボット手術ツールを使いこなすのに必要な能力と同じであることが、テキサス大学医学部(UTMB)の最新研究によって明らかになった。

 研究論文の主執筆者であるサミ・キリクは、UTMBで低侵襲性婦人科学を教える准教授だ。同氏は、医師の学会に出席したときに、自分の息子がロボット手術シミュレーターを簡単に使いこなすのを目撃して、この研究を思い立ったという。「最近はロボット手術が普及し始めているが、ほとんどの医師はその訓練を受けていない。どのように訓練するのがよいか検討する必要がある」

 今回の研究では、ロボット手術で世界をリードするUTMBの研修医たちが、ロボット手術のシミュレーションテストで、米国の高校生および大学生と対決した。

 被験者たちは、20種類のスキルについて評価された。例えば、針を通したり、器具を持ち上げたりといった手術動作において、安定して物をつかむ能力などだ。

 テストに参加した高校生は、TVゲームを1日平均2時間プレイしており、大学生の中には1日4時間という人もいた。彼らの手術スキルはUTMBの研修医たちと同レベルであり、場合によっては上回るケースもあった。ただし、ロボットを使わない腹腔鏡手術のシミュレーションでは、当然ながらUTMBの医師チームに軍配が上がり、ここでは医師が面目を保った。

「学生たちは、ハイテクな世界に浸ることで、視覚空間経験や、手と目の連係を高めている。われわれはこの世代を訓練する方法を考え直すべきだと思われる」とキリク氏は語る。

 なお、大学生たちは高校生より2時間長くゲームをプレイしていたが、ロボット外科手術のシミュレーターの操作スキルに関して、この時間差は特に大学生に有利な結果をもたらさなかったようだという。

 若いゲーマーたちは、ゲームによって役に立つ(少なくともロボット手術には役に立つ)能力を養っていると主張できるかもしれないが、2時間を超えるゲームプレイについては、そうした主張もできないのかもしれない。




産経ニュース」の「イスラエル国防軍のエースはオンラインゲームオタクだった!」( 2012.11.22 17:30 )

コンピューターギーク、キーボードファイター、あるいは単に兵士……どんな呼び方でもいいが、イダン・ヤウヤのような人物は最新鋭の軍事技術を利用する戦争において、新たな英雄になりつつある。

イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスとの新たな紛争が勃発し(日本語版関連記事)、ハマスが拠点を置くパレスチナのガザ地区からもイスラエルに向けて多数のロケット弾やミサイルが発射されるなど、同グループとイスラエル国防軍(Israel Defense Forces:IDF)の衝突は激化の一途をたどっている。ただし、イスラエル側には「アイアンドーム」という最新の弾道ミサイル防衛システムがあるため、ハマスのロケット弾攻撃の多くは目標に到達する前に打ち落とされることになるだろう。Wiredでは今年4月、同システムを利用してミサイル撃墜記録を打ち立てた、あるIDFの兵士を取り上げた。そこで今回は、両者の衝突の裏話の1つとして、あらためてこの話を紹介したい。

 KFAR GVIROL、イスラエル--同級生の多くがエリート戦闘部隊への入隊を目指して鍛錬を重ねるなかで、イダン・ヤウヤは「ウォークラフト(Warcraft)」--アゼロスという架空世界を舞台にプレイヤー同士が戦う、リアルタイムのストラテジーゲームの世界にはまり込んでいた。他の学生たちと違い、彼は学生時代の多くの時間をこのゲームとともに過ごした。

 4年後、軍の訓練学校を卒業し、なんとかイスラエル国防軍の特殊作戦部隊に入隊した学生たちは、ガザ地区の郊外にある砂丘に配属され、同地区の監視とロケット弾迎撃の役目を与えられていた。22歳になったイダン・ヤウヤは第167防空隊(Active Air Defense Wing 167)に入り、イスラエルを防衛するアイアンドームの迎撃手として、多数のロケット弾を撃ち落とすという役割を任されていた。そして驚くべきことに、彼はロケット弾迎撃数の記録を作り、同軍のエースになっていた。

 「ギーク」から「エース」まで、イダンに対する軍内部での評価はさまざまだ。しかし、かつてゲームのウォークラフトをしながら育ったイダンは、現実の戦争の最前線で高く評価される兵士になっている。彼はIDFきってのミサイル迎撃手である。

 アイアンドームは移動型のミサイル防衛システムで、ガザ地区やレバノン南部からイスラエルに向けて発射されるロケットを撃墜するためのものだ。このシステムは、レーダーがロケット弾やミサイルによる攻撃を検知するとその着弾地点を計算し、市街地など危険なエリアであれば迎撃ミサイルを発射する。ハマスやヒズボラなどのグループが地対地ミサイルをかき集めるなか、アイアンドームはイスラエル軍にとってますます重要なものになりつつある。強力な火力や戦闘機など圧倒的な軍事力を誇るイスラエルだが、近年可能性が取り沙汰されているイラン核施設への攻撃がもし現実になるようなことがあれば、報復攻撃に対するアイアンドーム部隊の仕事はこの上なく忙しいものとなるだろう。

 イスラエルとアラブ諸国の対立関係は60年以上前に遡る。そして両者の争いでは近年、ますます多くのハイテク兵器が利用されるようになっている。IDFの参謀本部諜報局の少将であるアヴィヴ・コチャヴィは今年2月、イスラエルに向けて発射されたロケット弾の数が累計で20万発に上ると話していた。ロケット弾からミサイル防衛システム、レーダー、無人航空機まで様々なテクノロジーが戦争に利用されるなか、イダン・ヤウヤのような兵士は各国の軍隊にとって大きな違いを生み出せる存在になっている。

コンピューターギーク、キーボードファイター、あるいは単に兵士……どんな呼び方でもいいが、イダンのような人物は最新鋭の軍事技術を利用する戦争において、新たな英雄になりつつある。

 「スクリーン上にはレーダーの点滅や通知、画像など様々な情報が表示されます。戦略マップを見れば、どこから脅威が来るのかわかるでしょう。また、正しいターゲットに照準が合っているかは常に確認しなければなりません。多くの情報があり、短時間に判断を下す必要があります。こういったことはウォークラフトや他のオンラインストラテジーゲームと共通しています」(イダン)

兵士の技術のほうがより重要になる

 IDFはこのところ、防衛戦で結果を出しているアイアンドームをもっと多く配備しようとしており、そのための資金を引き出そうと米政府に交渉を続けている。ただし、イスラエル空軍防空隊で司令官を務めるズヴィカ・ハイモヴィッチ大佐は、これからの戦争ではテクノロジーよりも兵士の技術のほうがより重要になると考えている。

 「われわれは、テクノロジーの使い方を知った上で、ときにはシステムの提示する案に反しても自ら決断ができるような兵士を必要としている。アイアンドーム隊にいるのはそんな兵士たちで、入隊前にPlayStationや他のコンピューターゲームをしたことがある者も多い。しかし、彼らがいま受けている訓練は、かなり複雑な弾道を予想するためのものだ。そのなかでは多くの情報から、より切迫した状況にあるターゲットを判断しなければならず、他のオンラインシステムとの通信方法も知る必要がある。さらに、多くの不確定情報にもとづいて瞬間的な判断を行うことには極度のストレスも伴う。IDFではいまや、ギークであることは恥じることでもネガティヴなことでもない。わが軍に選ばれる若者たちは、最新のテクノロジーに囲まれた環境で成長する必要がある」(ハイモヴィッチ氏)

 そして、こういったことはイダン・ヤウヤのような人物がもっとも得意とすることだろう。

 兵役義務も残り4カ月となったイダンだが、その後もIDFに残り、将来的には軍事学校で防空戦の指導者になるつもりだという。彼はシミュレーターを使って次世代の迎撃手を訓練することを望んでいる。言い換えれば、ウォークラフトの世界に戻ることを望んでいるということだ。

※この翻訳は抄訳です。

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