言語空間+備忘録

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「なぜ、空想なのか」 が重要

2009-08-06 | 日記
田母神俊雄 『自らの身は顧みず』 ( p.16 )

 日米同盟もそうである。本来、同盟というのはともに汗を流す。血を流す関係である。しかし現状では、米国が日本を一方的に助ける片務関係である。また武器輸出が禁止されているため、日本は武器の輸入や共同開発などでも高いコストを払っている。
 日本人はアメリカが助けてくれるのは当然だと思っているかも知れないが、政権が代わって、現に黒人として初めて大統領に当選したオバマ氏が選挙運動中に発表した論文では、中国重視の姿勢がはっきりとうかがえ、日本のことにはほとんど触れていなかった。
 それだけではない。世界で「非核三原則」、「専守防衛」、「国連中心主義」などという空想を語っているのは日本だけである。
 これで日本が本当に守れるのだろうか。


 日米同盟は片務関係であり、アメリカが日本を守ってくれるとはかぎらない。「非核三原則」 、「専守防衛」 、「国連中心主義」 は空想である、と書かれています。



 日米同盟が片務的な同盟である、というのは事実、その通りだと思います。また、アメリカが日本を守ってくれるとはかぎらない、というのも、その通りだと思います。

 しかし、「非核三原則」 、「専守防衛」 、「国連中心主義」 は空想である、という部分は、すこしちがうのではないか、と思います。



 「非核三原則」 、「専守防衛」 、「国連中心主義」 に対しては、日本を守れるのかどうか、疑問があるのはたしかであり、これらの理念を否定する人々には、これが 「空想」 に映ることも、やむを得ないとは思います。

 しかし、本当にこれらの理念を実践して日本を守れないのか、は、「わからない」 というのが本当のところではないでしょうか。



 要は、「本当に空想なのか」 が大問題なのであり、「なぜ、空想なのか」 が重要なのです。

 著者が自衛隊の高級幹部だった、という事情を考えれば、日本では一般的な、あるいは有力な見解に対して 「空想」 であると切って捨てるのは、いかがなものかと思います。

 この種の態度 ( 反対意見を切って捨てる態度 ) が、じつは、日本で 「非核三原則、専守防衛、国連中心主義」 が主張され、力をもつ原因になっている、という側面もあるのではないでしょうか。著者は歴史認識、歴史認識、とさかんに書かれていますが、必ずしも、そればかりではないと思います。
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