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中国には弾道ミサイル搭載潜水艦がない

2012-11-08 | 日記
REUTERS」の「中国潜水艦、2年以内に核兵器搭載も=米議会諮問機関」( 2012年 11月 8日 14:52 JST )

[ワシントン 7日 ロイター] 米国議会諮問機関の米中経済安保調査委員会は、議会に提出する年次報告書の草案で、中国が2年以内に核兵器を潜水艦に搭載する可能性があると指摘した。

草案は、核拡散防止条約 (NPT) で核兵器保有が認められた5カ国のうち、中国のみが核戦力を拡大させていると分析。その上で、中国は「大陸間弾道ミサイル、弾道ミサイル搭載潜水艦、核爆弾搭載爆撃機の三元戦略核戦力を間もなく保持することになる」とした。

中国潜水艦の核兵器搭載は、東アジアなどに重大な結果を招く恐れがあり、米中の緊張関係を増幅させる可能性もある。

同草案の内容について、在ワシントン中国大使館の報道官からのコメントは今のところ得られていない。ワシントンを拠点とする超党派団体「軍備管理協会(ACA)」によると、中国は推計240発の核弾頭を保有している。




 私は、中国はすでに潜水艦に核ミサイルを搭載しているものと思っていましたが、

 この報道から判断すると、中国は現在、潜水艦に核兵器を搭載していないと考えられます。

 もちろん中国の立場で考えれば、潜水艦に核兵器を搭載する「必要性」がありますから、中国が「あえて」潜水艦に核兵器を搭載していないとは考えられません。

 したがって、いまのところ、中国には潜水艦に核兵器を搭載する「技術的」能力がない、ということになります。



 ここで、中国の立場で考えれば、潜水艦に核兵器を搭載する「必要性」があると私が考えるのは、次の理由によります。

 核ミサイル発射施設が陸上「のみ」にあれば、米中間で戦争が始まった場合、中国は確実に負けます。なぜなら米国は、中国の核ミサイル発射施設すべてに対し、「同時に」核ミサイルをぶち込めばよいからです。米国は中国を圧倒する数の核を保有しています。したがって米国は、中国のすべての核兵器を「同時に」破壊しつくすことが可能です。

 しかし中国が潜水艦発射式の核ミサイルを保有した場合、それは不可能に近くなります。潜水艦は (海面下で) 移動するので、いかに米国が中国を圧倒する数の核ミサイルを保有していようとも、米国は、中国のすべての核を「同時に」破壊しつくすことが事実上不可能になるからです。

 そしてこのことは、中国側が、「生き残った核ミサイル」で米国を攻撃することが可能になることを意味します。



 以上によって、現在のところ、中国の核能力は、米国にほとんど脅威を与えていないといってよいと思いますが、数年後には、米国にも「それなりの」脅威を与える可能性が生じるものと予想されます。

 なお、これを逆に言えば、すくなくとも現段階では、米国には中国の軍事力を恐れる理由がない、ということになります。
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