言語空間+備忘録

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ガラパゴス化の原因

2009-08-05 | 日記
ある女子大教授の つぶやき」 の 「ガラパゴス化した技術

 ものづくり日本を支えてきた製造業にはガラパゴス化という皮肉な言葉が被せられている。世界に冠たる高度な技術を作っても、国内では通用するが、国外では振り向いてくれない現象で「ガラパゴス化」と呼ばれている。いまや海外のメディアでも取り上げられている。

 代表的な例が携帯電話で、技術は今でも世界一で、資金も人材も十分にあるが、欠けているのは世界に売り込む戦略やシステムがないことである。これは技術の問題というよりは経営の問題である。要素技術ではすぐれていながら収益が上がらない原因は、技術へのこだわりばかり優先しているからである。

 携帯電話の心臓部にあるDRAMについても、1987年には70%の世界シェアを持っていたが、今では10%となってしまった。高性能にこだわり続けた結果である。並みのものを安価に作ることに徹した韓国のメーカーはシェア50%になっている。日本で唯一になった企業は生き残りをかけて、台湾と合弁する話が進んでいる。 


  問題の根本は教育にある。工学系の大学では、どこでも「ものづくり」を売り物としている。確かに、これで日本は世界第2といわれる経済大国になったことがある。いくら優れたものを製造しても、それが売れなくなるシステムや、そのようなコストの高い性能の優れたものを必要としない人たちがいることを忘れている。


 高性能ばかり追い求めてはいけない、並みのものを安価に作ることも重要である、と述べられています。



 たしかに、高性能化を追求する路線には、疑問があります。けれども、そこには 「やむをえない」 側面もあるのではないかと思います。

 「並みのもの」 を安価に作って利益をあげるには、徹底的にコストを削減するか、大量に売り捌くしかありません。大量に売り捌くには、需要を増やす必要がありますが、製品を供給するメーカーとしては、努力にも限界があるとみるべきではないかと思います。

 とすれば、メーカーの立場で考えれば、コスト削減が最重要、となります。コストを削減するには、人件費の安い海外に工場を移したり、ロボットを活用したりすることになり、それらは、「国内での雇用が失われる」 ことにつながります。その方向に動きつつあるのが、現在の日本企業であり、その動きに対し、社会的批判が生じているのだと思います。



 利益を出すことのみを考えるなら、「高性能ばかり追い求めてはいけない、並みのものを安価に作る」 戦略は優れていると思います。しかし、企業の社会的責任、雇用の維持、といった観点をも併せ考えるなら、「高性能を追求するのは、やむを得ない」 側面もあるのではないかと思います。



 それでは日本のガラパゴス化は避けられないのか、といえば、必ずしもそうとはいえず、要は、既存の企業、とりわけ大企業に期待してはいけない、ということだと思います。「すでに人をたくさん抱えている」 企業には、並みのものを安価に作るのは大変だと思います。「あらたに人を雇用する」 企業 ( =企業の設立 ) が少ないことが、日本のガラパゴス化をもたらしている、と考えるべきではないかと思います。

 したがって問題の根本は、教育ではなく、新規創業の少なさ ( 創業の難しさ ) ではないか、と思います。
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